レヴァークーゼンに圧倒されたバイエルン OBは「こんなバイエルンは見たことない」と酷評

レヴァークーゼン戦後のバイエルンの選手達 photo/Getty Images

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終始劣勢

15日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはブンデスリーガ第22節でレヴァークーゼンと対戦し、0-0で引き分けた。

12日に行われたセルティックとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント・プレイオフ1stレグから中2日でレヴァークーゼン戦に臨んだバイエルンは、前半から動きが鈍く、前線からハイプレスを仕掛けてくるレヴァークーゼンの守備を全く打開できなかった。

結局バイエルンはシュートを一本も打てないまま前半を終えると、後半もフロリアン・ヴィルツを中心とするレヴァークーゼンの攻撃に何度もゴールを脅かされる一方、73分にハリー・ケインがようやくシュートを放つまで相手ゴール前にすら近づけないという一方的な展開の中で何とか引き分けに持ち込んだ。
終始低調だったバイエルンに対して、現地メディアからは続々と批判の声が上がっている。同クラブのOBで解説者でもあるローター・マテウス氏はドイツメディア『SKY』の中継中にコメントを求められると、「私はこんな無秩序なバイエルンを見たことがない。私が現役だった頃も含めてだ」と発言し、厳しく批判した。

また、ドイツ紙『Bild』もバイエルンが前半シュート0本だったのは1992年の統計開始以来初めての出来事であったことに触れ、「歴史的な連携不足」と指摘。さらに6段階評価による各選手の採点(1が最高、6が最低)では前線のハリー・ケイン、マイケル・オリーセ、キングスレー・コマンにチーム最低となる5点という低評価を下している。

2位レヴァークーゼンに圧倒されながらも引き分けて勝ち点8差を維持できたことはバイエルンにとって決して悪い結果ではない。しかし、来週もミッドウィークの18日にセルティック戦との2ndレグがあり、そこから中4日で今度は3位フランクフルトとの対戦という過密日程が控えていることを考えると、選手起用や戦い方に修正が必要かもしれない。

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