誤審の次は誤訳? ベリンガムのレッドカードにアンチェロッティはレフェリングを批難 「主審は翻訳を間違えた」

退場となってしまったベリンガム photo/Getty Images

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まさかの引き分けで首位陥落の危機

第24節でオサスナと対戦したレアル・マドリードは1-1の引き分けに終わった。この試合を決定づけてしまったのは39分におきたジュード・ベリンガムの退場だろう。チームのエースが主審へ暴言を吐いたとして一発レッドカードを受け、レアル・マドリードは10人で戦うことを強いられた結果、58分にPKを献上し勝ち点を逃した。

ラ・リーガで首位を走るレアル・マドリードは現在チーム外の部分で苦しんでいる。第22節のエスパニョール戦でも物議を醸すレフェリングにより敗戦、スペインフットボール連盟およびスペイン政府のスポーツ上級委員会に書状を提出した。また、これまでもレアル・マドリードの公式チャンネル『RMTV』で審判批判を展開してきたことで、ラ・リーガの会長ハビエル・テバス氏はレアルマドリードを訴えるにまで至っている。

今回のベリンガムによる暴言騒動をこれまで5カ国の名門クラブで指揮を執ってきたアンチェロッティ監督は、試合後の会見で暴言というジャッジは事実無根であり、主審の誤訳、或いは聞き間違いを指摘し批難している。
「主審は英語をよく理解していなかった。(ベリンガムは)『f○○k you』ではなく『f○○k off』と言ったのだ。彼が言ったのはスペイン語で”no me jodas”(冗談だろ、ふざけるな)だから、主審への攻撃的な意味ではない」

「ベリンガムは今日退場になるようなことは何もしていない。主審が翻訳ミスを犯しただけで、それ以上のことはしていない。私は選手が審判と話をすることに賛成だが、彼が主審に”これがファウルなら自分が受けたものはPKだ”と言ったわけではない」

「ここ3試合、明らかに起こる必要のないことが起こってしまったという意味で問題がある。私たちにできることは戦い続けること、そして今日のように良いプレイをすることだ。VARは相手エリア内の状況を確認していない。確認できたはずのものが2つも3つもあったのに、そうしていない」

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