来夏退任予定のフランス代表デシャン監督 自身の後任にジダン氏を推薦「論理的な候補」

現在はフリーのジダン氏 photo/Getty Images

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4年近くフリー

2021年5月にレアル・マドリードの監督職を辞して以降、ジネディーヌ・ジダン氏は4年近くも現場から遠ざかっている。

ジダン氏は現役時代に活躍したレアルで二度にわたって指揮を執り、UEFAチャンピオンズリーグ優勝3回、ラ・リーガ優勝2回と指導者としても抜群の実績を残していることから、これまでもマンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンなど複数のビッグクラブの次期監督候補として名前が挙がっている。

しかし、スペイン紙『Marca』によれば、ジダン氏はレアルかフランス代表の監督以外の仕事は引き受けるつもりはないという。いまだに引く手あまたの存在ながら無所属のままでいることには同氏のそうした方針が関係しているようだ。
こうした中、ジダン氏が来年2026年夏に復帰する可能性が出てきた。来年の北中米ワールドカップ終了後に代表監督を退くことを昨年夏に発表したフランス代表のディディエ・デシャン監督は、フランス紙『L‘Equipe』の取材に応じた際に自身の後任について話が及ぶと、「ジズー(ジダン氏の愛称)は、この役職にとって非常に良い論理的な候補だ」とコメント。ジダン氏を次期代表監督に推薦した。

キリアン・ムバッペを筆頭に世界屈指のタレントを数多く抱えるフランスは、2018年のロシアワールドカップで優勝して以来国際大会では常に優勝争いに加わってきた強豪国だが、我の強い実力者揃いのチームをまとめ上げるのは並大抵のことではない。

ジダン氏は、初優勝を遂げた1998年のフランスワールドカップで主将を務めたデシャン監督以外にムバッペらを掌握できる可能性がある数少ない指導者の一人であることは間違いない。デシャン監督の言うように検討すべき候補の一人だろう。

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