清水が“因縁の国立”で東京Vにリベンジ成功! FW北川航也のゴールを守り抜き、1-0で開幕戦勝利

清水が東京Vを下す(画像はイメージ) photo/Getty Images

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2023年プレイオフ決勝では先制するも追いつかれた清水

2025明治安田J1リーグ第1節東京ヴェルディ対清水エスパルスの一戦が16日、国立競技場で行われた。

この両者の一戦は「因縁の対決」でもある。両者は2023年のJ1昇格プレーオフ決勝を戦ったカードであり、この時も場所は国立。結果は1-1引き分けに終わったものの、順位が上だったヴェルディがJ1昇格を果たしたのだ。

注目を集めることになったこの試合、ヴェルディのスタメンには昨シーズンも活躍した山見や木村らが名を連ね、また新加入の福田湧矢もスタメンに。一方の清水はチームの攻撃を牽引する乾貴士、また新加入の中原輝、カピシャーバらがスタメンに名を連ねている。
2分、右サイドで抜けた北川がマイナスへクロスを上げるも、カピシャーバに合わず。序盤は清水がボールを握る展開で、乾を中心にゴールへ迫る。ヴェルディはなかなか奪いどころを見つけられず、清水にパスを回される時間が続くが、決定機は作らせない。

少しずつボールを保持できるようになったヴェルディは山見、福田の2シャドーを起点にサイドから清水ゴールに迫る。CKなどセットプレイで清水ディフェンス陣を脅かす。23分ボールを奪った山見が走りこむ福田へスルーパスを通そうとするも、これは高木がナイスカット。

こう着状態が続くなか、31分ヴェルディに決定機が。山見のCKに綱島が合わせるが、これはGK沖がビッグセーブを見せてピンチを救う。試合が進むにつれ、少しずつヴェルディペースに。

そんななか、39分に苦戦していた清水が試合を動かす。蓮川の右サイドへの絶妙なロングパスに抜け出した高木が中へクロスを上げると、北川が押し込み先制に成功する。

一瞬の隙を見逃さなかった清水が貴重な先制点をマークし、1点リードで折り返す。

両チーム交代なしで迎えた後半、最初にチャンスを作ったのは清水だ。51分、ビルドアップを狙いボールをカットすると、宇野から北川、そしてカピシャーバへ。GKと一対一の大チャンスであったが、これはマテウスがビッグセーブを見せた。

55分ヴェルディが一気に3枚替えに動く。染野、新井、平川を投入し、1点を取りに行く姿勢を見せる。

しかし再びチャンスは清水に。62分、後方から繋ぐと、ピッチ中央で受けた乾がドリブルからミドルシュート。これはディフェンスにあたり、惜しくも枠を捉えることができなかったが、宇野の巧みなターンからチャンスが生まれた。その清水は65分、北川に代えて新戦力アフメド・アフメドフがピッチに入る。

後半は清水に主導権を握られ、なかなか自分たちの時間が訪れないヴェルディ。途中出場の3人も思うように試合に入れず、ヴェルディはシュートまでいけない。ヴェルディは75分綱島に代えて翁長を投入。また78分には木村に代え、白井を投入し前線をフレッシュな2枚に変更する。

82分、ヴェルディは左サイドから新井がドリブルで切り込むも、シュートまではいけず。清水はこのタイミングで高橋を投入し、守備の強度を高めて1点のリードを守りに行く。

1点を追うヴェルディがボールを握る時間が増えると、87分には右サイドを崩しから最後は染野がボレーシュートを放つが、枠を捉えることはできない。

清水1点リードで残すは後半ATの7分のみに。1点が必要なヴェルディは攻勢を強めるも清水の守備を崩せない。また清水は嶋本、吉田、宮本を投入し、試合を締めにかかる。最後まで同点ゴールを狙いに行ったヴェルディだったが、ゴールを奪うまでに至らず。因縁の対決として注目集めたこのカードは清水が1-0で勝利を飾った。

東京ヴェルディ 0 - 1 清水エスパルス

東京ヴェルディ得点者

清水エスパルス得点者
北川 航也(39分)

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