中国2部へ移籍したリバウド氏の息子、偉大な父親を持つ苦悩を吐露「彼の10%にも……」

リバウド氏の息子であるリバウジーニョ(右)photo/Getty Images

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リバウドのような選手にはなれない

プロサッカー選手の息子がプロサッカー選手になることはよくあることだ。ただ、あまりにも偉大すぎる父親を持つと、子供は苦労するのかもしれない。そんな苦悩を語ったのがリバウジーニョこと、リバウド・ヴィトール・モスカ・フェレイラ・ジュニオール。そう、かつてバルセロナなどで活躍し、セレソンの10番も背負ったリバウド氏の息子だ。

現在29歳のリバウジーニョは、母国以外ではこれまでポルトガルやルーマニア、ポーランドなどのクラブでプレイ。2017年から8年間に渡り欧州を舞台に戦ってきた。しかし、父親が活躍した5大リーグでのプレイはなかなか叶わず、先日中国行きが発表された。しかも、1部でのプレイではなく2部である青島紅獅への移籍。父の面影を重ねるファンにとっては、少々寂しいキャリアとなってしまっているかもしれない。

ただ、リバウジーニョ自身がそんな期待に対して、嫌気が差しているのも事実。英『THE Sun』によると、リバウジーニョが胸の内に秘めた思いを明かしたという。

「世界は大きな期待を寄せている。みんなは僕が父のレベルに達すると思っていたが、そんなのはあり得ない。僕の子供も、彼の子供もリバウドのような選手にはなれないよ」
「彼が存在しないということを世界が理解するのは難しい。僕が彼の子供だからといって、同じになれるわけではない。彼のレベルの10%に達することでさえ難しいんだ」

1999年にはバロンドールを受賞し、2002年にはW杯優勝も成し遂げているリバウド氏。そもそも同氏に近づけるサッカー選手自体、トップの中でもほんの一握りだろう。息子というだけで勝手に大きな期待を背負わせるのは少々酷かもしれない。

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