ブンデス11位に沈むドルトムントはフランクフルトを見習うべし 必要なのは補強よりも優秀な指揮官だ「チームを一新するのは間違ったアプローチ」

なかなか安定しないドルトムント photo/Getty Images

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今節はボーフムに敗れた

12日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレイオフ1stレグでスポルティングCPを3-0で撃破してから3日後、ドルトムントはブンデスリーガ第22節でボーフムにあっさりと0-2で敗れてしまい、再びクラブには失望感が漂っている。

チームは今季途中に指揮官ヌリ・シャヒンを解任し、ニコ・コバチを指揮官に迎えた。スポルティング相手の勝利は見事だったが、まだまだドルトムントは不安定なままだ。

クラブはニコ・コバチと来夏までの契約を結んでいるが、コバチはチームを変えられるだろうか。今夏に即戦力の補強に動くことも必要だろうが、それ以上に大事なものがあると主張する者もいる。
独『Bild』にて、ダリアン・ライヒャー記者はフランクフルトの『人材育成力』を見習うべきと主張。今のドルトムントにもポテンシャル溢れる選手が揃っており、今のチームに必要なのは選手たちを育てられる指導者なのかもしれない。

「補強でチームを一新するのは間違ったアプローチだ。なぜなら、チームにはクオリティと成長の余地があるからだ。ドルトムントには状況を改善してくれる人物が必要なのだ。フランクフルトの指揮官ディノ・トップメラーはその一例であり、彼はブンデスリーガで平凡と思われていたマルムシュを短期間で8000万ユーロのスターに変身させた。コバチもドルトムントでこの仕事をこなさないといけない。マクシミリアン・バイアーのように、まだ期待に応えていないものの、大きなポテンシャルを秘めている者もいる。アデイェミ、ギッテンスもまだ成長の途上にある。今夏の補強に多額の資金を投じたとしても、全てが良くなるとは限らない。1つ確かなことは、選手はユニットの下で成長するということだ。これもフランクフルトを見れば分かることだ」

ギッテンスやアデイェミには他クラブが獲得へ動いてくる可能性もあるが、チームには他にも18歳のベルギー代表FWジュリアン・デュランビルなど楽しみな若手はいる。FWセール・ギラシら中堅世代にも実力者はいるだけに、ドルトムントに必要なのはタレントの育成と組織の整備をしてくれる指揮官だ。

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