「守備はパーフェクトに近かった」 東京V撃破でJ1開幕戦勝利を飾った清水、秋葉監督が感じた手応えと課題 「我々にとって非常に価値のある、意味のある試合だった」

勝利を喜ぶ秋葉忠宏監督 photo/Getty Images

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注目を集めた開幕戦のカードを制した清水

2025明治安田J1リーグ第1節で東京ヴェルディと対戦し、1-0で勝利を飾った清水エスパルス。

聖地・国立競技場で行われたこの試合は「因縁の対決」として大きな注目を集めていた。清水は2023年J1昇格プレーオフ決勝を国立で戦っており、相手はヴェルディ。この試合で清水は先制していたものの、後半ATに追いつかれ1-1のドローで終わり、最終的にリーグ戦の順位が上だったヴェルディがJ1昇格を果たした。

リベンジマッチとして挑んだこの試合、39分にプレーオフの悔しさを知る北川航也が見事にゴールを決め、清水はこの1点を見事に守り切った。試合後、選手やコーチ陣だけではなく、国立に駆けつけたサポーターも喜びを露わにしたが、清水にとってはただの開幕戦勝利ではない。
試合後の記者会見で清水の秋葉忠宏監督は「我々には2023シーズンからのストーリーがあった」と、2023年のJ1昇格プレーオフの件に触れつつ、同じ轍を踏まず、隙を見せずに勝ち切った選手のタフさや精神力を称賛。また「我々にとって非常に価値のある、意味のある試合だった」と開幕戦を振り返った。

秋葉監督は続けて、「守備は1つ大きなビッグセーブを含めてパーフェクトに近かった」と語っており、ディフェンス陣のパフォーマンスには満足している模様。一方で「アタックの部分は改善の余地がある」と攻撃の部分では物足りなさを感じているようで、「我々らしくもっとゴールに迫りシュートを打つ、そしてもっとたくさん点を取ることが必要」と語っている。

因縁のヴェルディとの対戦で清水の2025シーズンはスタートし、見事白星スタートを飾った。同監督は最後に「来週は新潟とホームで戦う。我々の聖地はアイスタ(IAIスタジアム日本平)ですから、オレンジ一色になるあのスタジアムで連勝できるように、さらに攻守に磨きをかけ、また1週間素晴らしい準備をしたい」と次節への意気込みを語った。


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