チェルシーには“三笘タイプ”のウイングが不足している 求められる縦と中へ仕掛けられるタレント「縦と中の双方向から脅威を与える存在がいない」

チェルシー戦でゴラッソを決めた三笘薫 photo/Getty Images

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三笘のようなタレントを左サイドに求めている

15日に行われたプレミアリーグ第25節でブライトンと対戦し、0-3と完敗を喫したチェルシー。このゲームではブライトンFW三笘薫がビューティフルタッチから先制ゴールを挙げており、このゴールは世界的に話題を呼んだ。

試合後にはチェルシーが三笘獲得へ本腰を入れるのではとの話題が出ていたが、英『Football Fancast』も今のチェルシーには『三笘タイプ』のウイングが不足していると指摘する。

チームスタイルの違いもあるだろうが、三笘の場合は縦へ仕掛けるお得意のドリブルに加え、中へカットインしてのプレイも出来る。今回チェルシー相手に決めたゴールはその理想型の1つと言えよう。
チェルシーにもジェイドン・サンチョ、ペドロ・ネト、ノニ・マドゥエケなど優秀なウイングがいるが、同メディアは縦と中の両方で勝負できるアタッカーが少ないと指摘しており、特に左サイドでその動きを見せられる選手が不足している。チェルシーには三笘タイプのウイングが必要なのだ。

「三笘は攻守両面でウイングとして実力を証明しており、1対1で相手を打ち負かす力に加え、インサイドへと走り込んで相手ゴールを脅かす能力も備えている。今節のゴールはそれを象徴するものだ。今のチェルシーには、この縦と中の双方向から脅威を与える存在がいない。今のウイング陣は脅威を与えるパターンが少なく、読みやすくて単調な攻撃になっている」

やや若すぎるところはあるが、同メディアは三笘タイプのウイングとしてチェルシーのアカデミーで育ってきた19歳のFWタイリーク・ジョージの名前を挙げている。今季のジョージはプレミアリーグ2試合に出場しただけだが、カンファレンスリーグの方では6試合出番を得ている。

ジョージは相手最終ライン裏へ走るプレイも魅力と評価されており、足下でボールを受けたがるサンチョのようなウイングとは異なるタイプの選手だ。同メディアはジョージに三笘のような成長を遂げてほしいと希望しており、三笘が見せた動き出し&フィニッシュはチェルシーが理想とするプレイと言えるか。

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