アモリム体制のマンUは来季こそ結果が出るのか 《プレミア14戦4勝》の成績から見えにくい未来「クラブはアモリムが適任だと確信していたのか」

マンUを指揮するアモリム photo/Getty Images

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3バックシステムも現状は機能せず

11月にエリック・テン・ハーグ体制に見切りをつけ、新監督としてスポルティングCPからルベン・アモリムを引き抜いたマンチェスター・ユナイテッド。アモリムのスポルティングでの実績は申し分なく、当初の期待は大きかった。

ただ、アモリム体制に切り替わってもマンUの調子は上がってこない。もっともシーズン途中からチームを改革するのは難しく、アモリムの本番は来季からだと主張するサポーターも少なくない。しかし、ここまでプレミアリーグ14試合を戦って4勝2分8敗と結果が散々であることも事実。このままアモリムを信頼すべきなのかと疑い始めているサポーターも増えていることだろう。

英『The Guardian』もアモリム体制での3ヶ月に厳しい視線を向けており、自身が得意とする3バックシステムにこだわる姿勢にも納得していない。
「ポルトガルでの実績から、アモリムが才能ある指揮官であることは明らかだ。ただ、だからといってユナイテッドの指揮官に適任というわけではない。アモリムは3-4-3のシステムを継続しているが、今の選手たちにそのシステムが合っていないことを理解しているはず。また、この夏にチームを立て直すうえで巨額の資金が投入される可能性が低いこともだ」

「これまで3バックの戦い方に慣れていないチームの戦術的アイデンティティを変えるのは大変難しい仕事であり、クラブの上層部はアモリムが適任だと確信していたのだろうか」

スポルティングCPで結果を出していたとしても、全てのチームにアモリムの哲学がフィットするという保証はない。それはマンU側も分かってはいたはずだが、現状は結果が出ていない。果たして来季まで我慢すれば一定の結果が出るのだろうか。やや空気感は怪しいものとなりつつある。

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