シミュレーション行為で退場処分はさすがにフォローできない? ミランDFテオにクラブOBも「不道徳でスポーツマン精神に反する」と批判

テオは2枚のイエローをもらって退場に photo/Getty Images

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最悪の形での退場劇

ミランにとって最悪な形でチャンピオンズリーグの戦いが終わってしまった。

18日にフェイエノールトとの決勝トーナメント・プレイオフ2ndレグに臨んだミランは、試合開始早々にFWサンティアゴ・ヒメネスのゴールで先制。これで2戦合計スコアは1-1のタイとなり、しかも舞台はミランの本拠地サン・シーロだ。このまま押し切れると確信したサポーターも多かっただろう。

しかし、51分に思わぬアクシデントが起きた。相手ペナルティエリアへ侵入したミランDFテオ・エルナンデスがPKをもらおうとダイブをしてしまい、2枚目のイエローカードをもらって退場処分となったのだ。
最終的にミランは73分にゴールを許し、2戦合計1-2で敗れた。どちらかといえばフェイエノールトは格下だったはずだが、ミランはベスト32で姿を消すことになった。

当然批判はエルナンデスに向かう。シミュレーション行為での退場処分はフォローが難しく、試合後にはサポーターからも厳しい意見が出ていた。

伊『Sky Sport Italia』によると、クラブOBズボニミール・ボバン氏もスポーツマンシップに欠ける行為とばっさり斬り捨てる。

「彼はこんなことを何年もやってきた。誰も彼のこうした部分を正そうとしなかったことに驚いているよ。(シミュレーションによる)2枚目のイエローは不要だ。不道徳でスポーツマン精神に反する。絶対にやってはいけないことだ。シーズンが始まって以来、我々が知っていたテオとは違う姿を目にしてきた。彼は単なる怠け者だ。彼に関しては守備の部分が改善されてきたところもあったが、今季は努力すらしていないように感じる。なぜあんなシミュレーション行為をしたのか。あんなふうに倒れるなんて」

今季は左サイドのテオ&ラファエル・レオンに厳しい視線が向けられることも多く、これまでチームのストロングポイントだった左サイドの評価が揺らいでいる。よりにもよって今回のテオはシミュレーション行為での退場処分であり、批判的な声が出るのも仕方がないか。

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