マルセイユで見つけた新境地 191cmの天才肌MFラビオの得点力が覚醒中「今の戦い方こそ僕たちがやりたかったことだ」

マルセイユで活躍中のラビオ photo/Getty Images

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現在はリーグ戦3試合連続得点中

ロベルト・デ・ゼルビの下で攻撃的なサッカーを展開し、現在リーグ・アンで2位につけるマルセイユ。そのチームで新たな特性を発揮しているのがMFアドリエン・ラビオだ。

パリ・サンジェルマンやユヴェントスで活躍してきたラビオは、昨夏にユヴェントスを退団。なかなか新天地が決まらなかったが、そんなラビオ獲得へ動いたのがマルセイユだった。

ラビオは主に中盤の底でゲームをコントロールしてきた選手だが、この年明けよりデ・ゼルビは1列前で起用している。[3-4-1-2]の『1』の部分に入るケースが増えており、ボランチにはイスマエル・ベナセル、ピエール・エミール・ホイビュルクが入ってラビオをサポートしている。
この起用法が当たっており、ラビオは現在リーグ戦3試合連続得点中だ。ラビオは191cmとサイズもあり、本来はそれをペナルティエリアで活かすべき選手なのだ。しかし、これまではヘディングが苦手ということもあって高さを活かせる機会が少なかった。それもマルセイユでは改善されているようで、今ではヘディングシュートも得意技になってきた。

『beIN Sport』にて、ラビオもデ・ゼルビからそこを求められていると語っている。

「監督は僕に攻撃的なランニング、特にペナルティエリアにて空中戦で存在感を発揮することを求めてきているんだ。今の戦い方こそ僕たちがやりたかったことだ。最初はリズムを見つけるのに苦労したけど、今は試合を重ねるごとに進歩している」

ラビオにとっては新境地とも言えるか。前線に入るメイソン・グリーンウッド、今冬に加えたFWアミーヌ・グイリも強烈な能力を備えており、マルセイユのサッカーはサポーターを魅了している。

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