FWなのに“1試合平均0.8本”しかシュートを打っていない ここまでプレミア2ゴールのマンU・ホイルンドに何が「シュートを打たなければ得点は生まれない」

ホイルンドの得点数は伸びてこない photo/Getty Images

続きを見る

チームとしての問題か、個人の問題か

マンチェスター・ユナイテッドの新エース候補として2023年にアタランタから7200万ポンドの移籍金で獲得されたFWラスムス・ホイルンド。昨季はプレミアリーグで10ゴールを挙げたが、今季はここまで2ゴールに留まっている。

中でも『ESPN』が気にかけているのは、シュート本数そのものの少なさだ。「シュートを打たなければ得点は生まれない」と同メディアは取り上げているが、ホイルンドは今季リーグ戦20試合に出場して16本しかシュートを打っていない。1試合平均にすれば僅か0.8本だ。

ホイルンドに何か異変が起きているのか、それとも混乱するチームスタイルが影響しているのか。同メディアは若きエース候補ホイルンドの現状を心配している。
「アモリムは時々ザークツィーを前線に配するが、彼も目立った成績は残していない。ただ、それでも1試合あたりのシュート数はホイルンドのほぼ2倍となる1.96本を記録している。ホイルンドはアモリム体制はもちろん、テン・ハーグ体制でもシュート数は多くなかった。シュートを打たなければ得点は生まれないのだ」

「もちろんセンターフォワードの仕事はゴールに向かってシュートを打つだけではない。リヴァプールでは、フィルミーノもシュート数そのものは多くなかったが、好成績を残した。ホイルンドの場合はまだ22歳であり、年齢とともに成長していくことは間違いない。とはいえ、現状の数字は問題だ。シュート数が少ないFWはそもそもシュートを打てる位置に顔を出していないか、シュートへの思い切りが悪いか、チームメイトが十分なチャンスを作ってくれていないか、どれかが理由となるだろう。あるいは、全てかだ。このままシュート数が増えなかった場合、別のFW獲得へ動くかはクラブ次第だ」

ホイルンドはアタランタでプレイしていた2022-23シーズンはセリエAで1試合あたり1.7本のシュートを記録している。アタランタといえば、ジャン・ピエロ・ガスペリーニの下で攻撃的なサッカーを展開しているチームだ。やはりマンUの環境が影響しているのか、それともホイルンドの動きに問題があるのか。シュート数が増えないことには得点数も増えていかないことだけは確かだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.302 攻撃型MF新四天王

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ