「受け入れがたい」「遠藤航のような考え方を持つことが大事」 スロット監督が痛恨ミスのヌニェスの行動に激怒!?

絶好の決定機を逃したヌニェス Photo/Getty Images

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ミスした後の行動がよくなかった

前倒しで開催されたプレミアリーグ第29節で、首位リヴァプールはアストン・ヴィラと対戦し2-2のドローに終わった。モハメド・サラーのゴールで先制するも2点を返され、後半にトレント・アレクサンダー・アーノルドのゴールで同点とするが、勝ち点1を得るにとどまっている。

この試合では途中出場のダルウィン・ヌニェスにも大きなチャンスがあった。ドミニク・ショボスライから絶好のパスをもらったヌニェスはシュートに持ち込む。GKが引きつけられていたためゴールは無人だったのだが、ヌニェスはシュートを吹かしてしまいゴールにはならなかった。このミスにはOBのロビー・ファウラー氏などからも批判が上がっている。

指揮官アルネ・スロットは試合後の会見で「がっかりしている選手がいる」と語っていたが、どうやらミスした後のヌニェスのプレイぶりに不満を抱いていたようだ。英『Daily Mail』が同監督の発言を伝えた。
「チャンスを逃しても構わないが、努力を怠ってはいけないと彼に言うつもりだ。それがストライカーの人生だ。チャンスを逃すこともあれば、得点することもある。9番の仕事の一部だ。みんなが得点を期待しているときにミスをすることもね」

「9番の仕事は、ペースを落とすことではない。そのことについてはこれから話し合うことになる」

「チャンスではあったが、100%入るわけではない。ミスは受け入れられるが、私にとって受け入れがたいのは、チャンスの後の彼の行動だ。彼はそのことで頭がいっぱいになってしまい、いつものダルウィンのように一生懸命に働き、チームに貢献することがなかった」

スロット監督はチャンスを逃したことではなく、その後に見せたヌニェスのパフォーマンスや、試合に臨む態度を問題視しているようだ。同監督は出場機会が少ないながらも、出場すれば全力でチームに貢献する遠藤航を引き合いに出し、次のようにも語っている。

「私はいつも、遠藤航のような考え方を持つことが常に最善だと信じている。彼はシーズン中ずっと文句ひとつ言わず、ずっと頑張り続け、私たちが彼を必要とするときにはいつも準備ができている。それは非常に難しいことで、これができる選手は多くはない。私がダルウィンと話すのは逃したチャンスのことではなく、その後の20分のことだ」

ヌニェスは自身のXにて「3週間前はベストではなかったが、今も最悪ではない。倒れても立ち上がる。僕が諦めるところは絶対に見られない。リヴァプールにいる最後の日まで全力を尽くすつもりだ」とポストしている。監督にお灸をすえられ、気合いを入れ直したヌニェスのパフォーマンスに期待したい。




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