バイエルンのパフォーマンスは下降線をたどっていると現地紙指摘 「CLではラウンド16で終わるかも」

ブンデスリーガ第22節レヴァークーゼン戦後のバイエルンの選手達 photo/Getty Images

年明け以降大勝が減少

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での優勝を常にシーズンの目標の一つに掲げているバイエルン・ミュンヘンだが、今シーズンの同大会の決勝の舞台が彼らの本拠地であるミュンヘンのアリアンツ・アレーナであることを考えると、今年ばかりは優勝は目標というよりもノルマに近いかもしれない。

しかし、バイエルンはウインターブレイク以降ブンデスリーガでは接戦の試合が多く、快勝したのは1月15日(現地時間)の第17節ホッフェンハイム戦(5-0)のみ。格下相手の試合でも守備陣のミスから失点を許す試合が続いていて、直近のリーグ戦5試合での失点数7は首位に立っているチームとしては多すぎる。一方、攻撃もエースストライカーのハリー・ケインに過度に依存しているため、同選手の調子が悪いと一気に攻撃が停滞してしまう。こうしたことを踏まえると、CLでは優勝どころか決勝進出も確実とは言えない。

チーム内部からも現状を危惧する声が出始めている。18日のセルティック戦後、ヨシュア・キミッヒは試合後に現地メディアの取材に応じ、「シーズン後半に入ってから僕らのパフォーマンスは非常に鈍いものになっている。もう長いことゴールショーのような試合をすることができていない」とコメント。勝ってはいるものの、状態が上向いていないことを認めている。

また、ドイツ紙『Bild』も前田大然と旗手怜央を擁するセルティックに最後まで苦しめられた決勝トーナメント・プレイオフでのバイエルンの戦いぶりを振り返り、「たとえ彼らがブンデスリーガで8ポイントもの勝ち点差を2位レヴァークーゼンにつけているとしても、そのパフォーマンスはさらに上げていかなければならない。そうでなければ、CLではラウンド16で終わってしまうかもしれない」と指摘している。

シーズンが佳境を迎える中、タイトル獲得に向けた正念場をバイエルンは迎えているようだ。

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