レアルはもっとアカデミー出身者に出番を与えるべき 過去15年でアカデミー出身者売却で“2億ユーロ”を得るなど売却優先すぎるとの見方も

今季のレアルではアセンシオがブレイクしている photo/Getty Images

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レアルのアカデミーからも良い選手が出てきている

ライバルのバルセロナがアカデミー出身の若手を続々と起用する一方で、レアル・マドリードのアカデミーが話題に挙がる機会は限定的だ。

今季はセンターバックに負傷者が続出したこともあり、22歳のDFラウール・アセンシオが出番を得ているが、このパターンはレアケースな方だ。

スペイン『Relevo』は、レアルがアカデミーを潜在的な収入源と見なしているからだと取り上げている。アカデミーで育てた選手を積極的にトップチームへ引き上げるよりも、売却して資金を得る方を優先することが多いとの意見だ。
昨夏もアカデミー出身の22歳DFラファ・マリンをナポリへ1200万ユーロ、MFニコ・パスを同じくイタリアのFCコモへ600万ユーロ、FWフアンミ・ラタサをバジャドリーへ250万ユーロ、DFマービン・パクをラス・パルマスへ200万ユーロで売却。このうちラファ・マリンを除けば、3選手とも新天地で出番を得ている。

中でも攻撃的MFニコ・パスはコモで大ブレイクしており、レアルが買い戻すのではとの話が出るほどだ。

仏『Foot Mercato』は今後もこの動きが続くと伝えており、レアルは過去15年のうちにアカデミー出身者の売却益だけで2億ユーロを手にしている。

今季のアセンシオや、スペイン国王杯でゴールも決めた20歳のFWゴンサロ・ガルシアなど、アカデミーからは優秀な選手が出てきている。トップチームがスター揃いであることは確かだが、もっとアカデミーの若手にもチャンスを与えるべきなのかもしれない。

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