エヴァートンは2点リードを守り切れず ユナイテッドはB・フェルナンデスがセットプレイから2ゴール演出

セットプレイからチームを救ったブルーノ・フェルナンデス photo/Getty Images

モイーズ監督は古巣対戦となった

プレミアリーグ第26節エヴァートン対マンチェスター・ユナイテッドの一戦が行われた。エヴァートンの指揮官であるディヴィッド・モイーズ監督は元ユナイテッドの監督であり、古巣との対戦となった。

前回対戦時はマーカス・ラッシュフォードとジョシュア・ザークツィーがそれぞれ2ゴールを決め、計4得点でエヴァートンを破っている。

キックオフ直後いきなりユナイテッドにアクシデント発生。セットプレイの場面で倒れさたヌサイル・マズラウィがプレイを続行できず、ピッチに座り込んでしまう。その後メディカルが駆け付け、問題ないことがわかり、試合が再開された。

6分、エヴァートンにファーストシュートが生まれた。前線からのハイプレスでボールを奪うと、左サイドからクロスを供給。ゴール前でベトがヘディングで合わせるも、アンドレ・オナナの正面に飛んでしまった。

エヴァートンは後方から細かくつながず、前線のベト目掛けてロングフィードを送る展開が散見されている。ベトは194cmとサイズがあり、ターゲットマンとして前線でボールを待ち構える。

12分、新加入のパトリック・ドルグが存在感を示す。近くのブルーノ・フェルナンデスとシンプルなワンツーで敵陣深くに侵入。ダイレクトのクロスで好機を演出した。

19分、ホームのエヴァートンに得点が生まれた。カウンターから右CKを獲得すると、キッカーのジャック・ハリソンがインスイングのクロスを送る。ユナイテッドの守備陣がクリアしきれずにいると、最終的にベトが右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。

失点後も後方からのビルドアップを試みるユナイテッドだが、積極的なエヴァートンにハイプレスに苦戦しており、ショートカウンターからピンチを招いてしまっている。

エヴァートンはこのハイプレスからのカウンターが攻撃の肝となっており、33分の追加点はまさにそのカウンターからアブドゥライェ・ドゥクレがゴールネットを揺らした。

後半は両チーム交代なしでゲームがスタートした。

53分、リードをさらに広げたいエヴァートンが選手交代。イェスパー・リンドストロムを下げ、ベテランのアシュリー・ヤングが投入された。ヤングはモイーズ監督と同じく元ユナイテッド組で、彼も古巣対戦となる。

62分、ユナイテッドも選手交代。カゼミロを下げ、アレハンドロ・ガルナチョをピッチに送り出した。

66分、エヴァートンにビッグチャンス。右サイドを単独で突破したジェイク・オブライエンが、マイナスのクロスを供給。ボックス内でフリーだったドゥクレが右足を振り抜くも、オナナのビッグセーブに遭ってしまい、追加点は挙げられない。

追いつきたいユナイテッドは積極的にベンチから選手を送り込む。ラスムス・ホイルンドとマズラウィを下げ、レニー・ヨロと17歳の若いチド・オビが投入された。

そんなユナイテッドに得点が生まれた。71分、ペナルティエリア手前の左でフリーキックを獲得したユナイテッドは名手ブルーノがキッカーに。シュートはゴール右隅に吸い込まれ、ユナイテッドが初のオンターゲットでゴールを挙げた。

80分、再びブルーノのセットプレイからユナイテッドに得点が生まれた。一度はクロスをドゥクレにクリアされるも、セカンドボールを拾ったマヌエル・ウガルテが左足を振り抜く。エヴァートンの守護神GKジョーン・ピックフォードが右手を伸ばすもシュートには届かず、ユナイテッドが終盤で同点に追いついた。

その後は両チームともに猛攻を仕掛けるも、スコアは動かず、2-2のドローに終わるかと思われたが、後半アディショナルタイムにアシュリー・ヤングが倒れ、エヴァートンがPKを獲得した。しかし、オンフィールドレビューが行われ、ノーファウルの判定に。最終的にスコアは動かず、2-2のドローになった。

エヴァートン 2-2 マンチェスター・ユナイテッド

[エヴァートン]
ベト(19)
アブドゥライェ・ドゥクレ(33)

[マンチェスター・ユナイテッド]
ブルーノ・フェルナンデス(72)
マヌエル・ウガルテ(80)


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