頼れるベテラン・倉田がスタメン起用に応える2ゴール! G大阪が福岡を下し、今季初白星を飾る

G大阪を勝利に導いた倉田(画像は昨シーズンのもの) photo/Getty

左サイドで躍動した倉田

2025明治安田J1リーグ第2節でホームにアビスパ福岡を迎えたガンバ大阪。ガンバはセレッソ大阪との「大阪ダービー」が開幕戦となったが、昨シーズン堅守を誇った守備が崩壊し、2-5の大敗。一方今シーズンより金明輝新体制がスタートした福岡は開幕戦で柏レイソルと対戦したが、0-1で敗戦。そのため、今シーズン初勝利を目指す両者の戦いとなった。

序盤からボールを握る福岡は5分、右サイドから湯澤聖人がクロスを上げると、GK一森が弾いた先にいた藤本一輝のもとへボールがこぼれるもうまくコントロールできず。両サイドと長いボールを使う福岡ペースで立ち上がりは試合が進む。

ボールを回される状況が続くガンバだったが、14分ジェバリとの連携からこの試合でスタメンに抜擢された美藤倫が抜け出し、PA内で倒されるもノーファール。少しずつホームチームも攻勢を強める。

すると、21分に試合が動く。左サイドで黒川圭介がボールを持つとアーリークロス。飛び込んだジェバリのシュートはミートしなかったが、詰めていた倉田秋が最後は押し込み、押されていたガンバが先制に成功する。

1点を追いかける福岡は27分、デザインされたCKから最後はこぼれ球を安藤智哉が押し込み、同点ゴールかと思われたが、これはクロスを上げた名古新太郎のオフサイドをとられ、ノーゴールに。

33分、今度はガンバにチャンスが。CKのキッカーを務めた宇佐美の低く速いクロスを福岡将太が倒れながらヘディングで合わせるも、惜しくも枠を捉えることはできず。

38分、左サイドの崩しから福岡MF松岡大起が強烈なボレーシュートを放つが、一森がビッグセーブを見せ、得点を許さない。福岡は左サイドの藤本がチャンスの起点となり、ガンバゴールに迫る。

福岡が基本はボールを握りながら試合を進めたが、チャンスを逃さなかったガンバ1点リードで前半を折り返す。

両チーム交代なしで迎えた後半、最初のチャンスはガンバに。52分、左サイドの崩しから倉田が絶妙なクロスを上げると、岸本武流がトラップからシュートを放つが、枠には飛ばず。

57分、またしても倉田が試合を動かす。右サイドからネタ・ラヴィの高いクロスが入ると、そのこぼれ球を倉田がファーに巻きながら狙いすましたシュート。これがネットに突き刺さり、ガンバに貴重な追加点が生まれる。

2点を追いかけることになった福岡は59分にウェリントンと秋野央樹を投入。一方のガンバは60分にジェバリに代えて南野遥海を投入する。

福岡は64分、FKの流れから最後はウェリントンがヘディングでゴールを狙うが、一森がセーブ。ウェリントンの高さを活かしてガンバゴールに迫る。また71分には北島祐二とシャハブ・ザヘディを投入し、福岡は攻勢を強める。一方のガンバはこの日2得点の倉田とネタ・ラヴィに代えて山下諒也と鈴木徳真を入れる。

そんななか、福岡にアクシデント。75分に左SB前嶋洋太が負傷し、小田逸稀との交代を強いられる。80分にはFKから最後は見木友哉がシュートを放つが、近距離での強烈なシュートをまたしても一森がビッグセーブ。福岡がガンバゴールに迫る。

86分、右サイドの北島のクロスを一森が弾くと、そのこぼれ球に反応した見木がダイレクトボレーを叩き込み、反撃の狼煙を上げるゴールをマーク。ガンバは88分に江川湧清と佐々木翔悟を投入し、1点を守り切る作戦に出る。

後半ATは9分。ロングキックを中心に同点ゴールを狙う福岡だが、ガンバも最後までやらせず。1点を守り切ったガンバが今シーズン初白星を飾る。

ガンバ大阪 2-1 アビスパ福岡

ガンバ大阪得点者
倉田秋(22分、57分)

アビスパ福岡得点者
見木友哉(87分)


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