プレミアリーグ第26節でブライトンをホームに迎えたサウサンプトン。今シーズン再びプレミアの舞台に帰ってきたサウサンプトンだが、現在はリーグ戦最下位と苦戦を強いられている。一方のブライトンは現在11位だが、公式戦直近2試合は連勝しており、ここからさらに調子を上げていきたいところ。
日本人対決となった今節、サウサンプトンの菅原由勢はベンチスタートとなったが、前節スーパーゴールを決め、公式戦2戦連発中と勢いに乗るブライトンの三笘薫はスタメンに名を連ねた。
7分、最初のチャンスはブライトンに。ジョルジニオ・ルターが自らボールを運び、シュートを放つが、これはラムズデールがビッグセーブ。序盤はボールを握るブライトンペースで試合が進む。
9分、サウサンプトンにアクシデント。ベドナレクがピッチに座り込んでしまい、プレイ続行不可能となり、ベラ・コチャプとの交代を余儀なくされる。3バックの中央でプレイするベドナレクが早い時間帯で交代することになってしまった。
そんななか、19分左サイドからのクロスに三笘が反応し、右のアウトサイドで合わせるが、惜しくも枠を外れてしまう。20分までで4本のシュートを放つブライトンに対し、サウサンプトンはなかなか、アタッキングサードまで侵入できずシュートは0本。
20分、ルターのパスにミンテが抜け出しGKとの一対一を迎えるが、決めきれず。しかし23分、サウサンプトンのミスを見逃さなかったジョアン・ペドロが冷静に決めてアウェイのブライトンが先制に成功する。
ブライトンの速いプレスに苦しむサウサンプトンは思うようにボールを運ぶことができず、苦しい時間が続いていたが、少しずつボールを握れるように。両ウイングのディブリングとスレマナを中心にブライトンゴールに迫る。
39分、バレバの持ち出しからミンテがシュートを放つも、またしてもラムズデールが立ちはだかる。サウサンプトンは最小失点でなんとかブライトンの猛攻に耐える。終盤はチャンスを作ったサウサンプトンだったが、前半はブライトンが1点リードで折り返す。
サウサンプトンはハーフタイムに動く。ウェリントンに代えて菅原を投入し、右WBを務めていたウォーカー・ピータースを左WBへ。48分、サウサンプトンに決定機が。マテウス・フェルナンデスのスルーパスにアーチャーが抜け出し、ネットを揺らすも、惜しくもオフサイド判定となり、ノーゴールに。幻のゴールとなったが、後半早々にサウサンプトンがいい形を作った。54分には右サイドから菅原がクロスをあげ、チャンスを演出するも、アーチャーには合わず。後半立ち上がりは1点を追うサウサンプトンが攻勢に出る。
しかし、55分、アリボのコントロールミスをルターがつつくと、こぼれ球に反応したミンテがクロス。これをルターが流し込み、ブライトンが追加点をマーク。サウサンプトンは不用意な形から失点を許してしまった。
65分ブライトンは2枚替え。アヤリに代えてディエゴ・ゴメス、さらにランプティに代えて負傷明けのエストゥピニャンを投入する。すると67分、早速ディエゴ・ゴメスが絶妙なスルーパスをミンテに送るが、GKとの一対一の場面で再びラムズデールがビッグセーブを見せる。
一方のサウサンプトンも68分、左サイドのスレマナがカットインから強烈なシュートを放つが、これはフェルブルッヘンがしっかりとキャッチ。
71分再びブライトンが試合を動かす。カウンターの場面で三笘がジョアン・ペドロとの連携から抜け出すと、GKとの一対一を冷静に沈め、勝利を大きく手繰り寄せるゴールをマーク。これで三笘は公式戦3戦連発となった。
3点差になったサウサンプトンはオヌアチュとスモールボーンを投入し、まずは1点を狙いに行く。しかし、流れはブライトンペースのまま。77分には裏へ飛び出したバレバにチャンスが訪れるが、ラムズデールが体を張ってセーブ。
一方のブライトンは三笘とルターに代えてアディングラとグルダを投入する。すると82分、グルダのCKから最後はヒンシェルウッドが豪快なボレーシュートを叩き込み、勝利を決定づける4点目をブライトンがマークした。
猛攻仕掛けるブライトンはバレバのスルーパスに抜け出したミンテが左足を振り抜くが、ラムズデールが左足でセーブ。大量失点を許す中、ラムズデールは好セーブ連発で奮闘する。
一矢報いたいサウサンプトンだったが、最後までネットを揺らすことはできず、注目の日本人対決は三笘に軍配。ブライトンが大量4ゴールでサウサンプトンを撃破した。
サウサンプトン 0-4 ブライトン
サウサンプトン得点者
ブライトン得点者
ジョアン・ペドロ(23分)、ジョルジニオ・ルター(56分)、三笘薫(71分)、ジャック・ヒンシェルウッド(82分)