アーセナルは攻撃オプションのなさが致命的 タイトルほぼ絶望「1月にFWと契約しなかった理由をもう一度教えてほしい」

頭を抱える主将ウーデゴーと座り込むDFガブリエウ Photo/Getty Images

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ファンたちも嘆く

プレミアリーグ第26節、アーセナルはウェストハムをホームに迎えたが、結果は0-1の敗戦となった。44分に右からのクロスをジャロッド・ボーウェンが頭で合わせてウェストハムが先制。その後は相手の4倍ものシュートを浴びせながらも1点も取ることができず、さらにマイルズ・ルイス・スケリーの退場もあって数的不利となり、アーセナルはホームで今季初の敗戦を喫した。

タイトル争いで首位リヴァプールにプレッシャーをかけるのであれば、勝っておかなければならない試合だった。リヴァプールは先日のアストン・ヴィラ戦で勝ち点2を取りこぼしており、ここで勝てば一時的にせよ勝ち点差を5まで縮めることができた。しかし結果は敗戦となり、今節でリヴァプールがマンチェスター・シティに勝てばその差は11となる。

ファンたちが運営するアーセナル専門メディア『PAIN IN THE ARSENAL』は、「1月にフォワードと契約しなかった理由をもう一度教えてほしい」「アルネ・スロット監督のチームが勝利すれば、その差は11ポイントとなり、優勝争いはほぼ決着がつくことになる」「この恐ろしい敗北のあと、アーセナルには少しでも楽観的になれる理由があるだろうか」と綴った。
グレアム・ポッター新監督によってよく組織されたウェストハムが素晴らしい戦いを見せたのも事実だが、深刻なのはアーセナルに劣勢打破の一手が見えなかったことだ。レスター戦で2得点し一筋の光明かと思われたミケル・メリーノは枠内シュート0本に終わり、やはり彼はCFではないのだという当然の事実が突きつけられる形となった。ラヒーム・スターリングは相変わらず何もできず、何かが変わることを期待してデクラン・ライスをオレクサンドル・ジンチェンコに代えてみるくらいしかアーセナルに残された攻撃オプションはなかった。ブカヨ・サカとガブリエウ・マルティネッリが復帰するには、4月まで待たねばならないとされている。

リーグテーブルでは変わらず2位にいるアーセナル。しかし著しく攻め手に欠ける現状では、タイトルどころかここから大失速しかねない。次節は3位ノッティンガム・フォレストと対戦するが、そろそろ順位をひっくり返されてもおかしくなくなってきた。

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