コンパニの指導でさらに完成されたCBへ バイエルンのディフェンスリーダーとなったウパメカノの成長

バイエルンでプレイするウパメカノ photo/Getty Images

すでに昨季を超える稼働率

今季よりヴァンサン・コンパニを指揮官に迎えたバイエルンでは、ダヨ・ウパメカノとキム・ミンジェの2人がセンターバックのファーストチョイスとなっている。伊藤洋輝が負傷で出遅れていたこともあるが、今のところ伊藤は左サイドバックとして計算される可能性が高い。ウパメカノ&ミンジェのコンビは今後も不動のものとなっていくだろう。

中でもブンデスリーガ公式が絶賛するのがウパメカノだ。26歳を迎えたウパメカノは最終ラインのリーダーになっており、今のチームには欠かせない存在だ。

昨季のトーマス・トゥヘル体制では、エリック・ダイアーやマタイス・デ・リフトがセンターバックに入る機会もあり、ウパメカノがスタメンから外れるケースも少なくなかった。しかし、今季は早くも昨季の出場時間2360分を上回る2658分間もプレイしている。

パフォーマンスレベルも向上し、デュエル勝率は昨季の59%から63%へと上昇。空中戦の勝率も昨季の60%から67%へとアップしており、このあたりは現役時代にセンターバックをこなしてきたコンパニの指導が大きいと言えるか。

ウパメカノもコンパニの指導に感謝しているようで、今後も学んでいきたいとコメントしている。

「監督には感謝している。監督もセンターバックの選手だったし、映像分析などを用いて僕たちをサポートしてくれる。試合中もよくポジショニング修正の声が飛んでくるからね。今季は自信を深めているし、監督のために全力を尽くすよ」

「子供の頃、マンチェスター・シティでプレイしている監督の映像を見ていた。そこから多くのことを学んだけど、まだそれが終わることはない。まだまだ学ぶべきことがたくさんあるんだ。彼が監督でとても嬉しいよ」

ウパメカノはこのままバイエルン守備陣のリーダーとなっていくはずで、コンパニ体制で最も外せない存在の1人と言える。

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