新エース・ジャーメイン良の移籍後初得点が決勝ゴールに! 広島は横浜FMを下し開幕から2連勝を飾る

広島が横浜FMを下し、連勝(画像はイメージ) photo/Getty Images

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質の高さを見せつける広島

2025明治安田J1リーグ第2節でホームに横浜F・マリノスを迎えたサンフレッチェ広島。昨シーズン惜しくもリーグ優勝を逃した広島だったが、今シーズンはFUJIFILM SUPER CUPを制し、開幕戦ではFC町田ゼルビアに勝利といい形でスタートを切った。一方のマリノスは開幕戦でアルビレックス新潟に1-1のドロー。今シーズン初勝利を目指して敵地に乗り込んだ。

序盤からボールを握る広島は武器である幅を活かした攻撃からマリノスゴールに迫る。一方のマリノスはハイプレスに苦しみ、立ち上がり10分は自陣でのプレイを強いられる展開に。

20分、田中聡とジャーメイン良、そしてトルガイ・アルスランのコンビネーションから中央を突破すると、最後は田中がシュートを放つも今季マリノスに復帰した朴一圭がしっかりとキャッチ。一方のマリノスは22分、左サイドを遠野大弥が突破し、クロスを上げるもアンデルソン・ロペスにはギリギリ合わず。
依然として広島ペースで試合は進むも、マリノスも集中したディフェンスを見せ、最後の部分はやらせず。スコアレスで試合は30分経過する。

膠着状態が続く中、マリノスは前線3枚の個の力で打開を図るが、広島の塩谷司、荒木隼人、佐々木翔の3バックは堅くシュートまでいけない。一方の広島もボールを握り優位に試合を進めるが、決定機を作るまでには至らず、前半はスコアレスで折り返す。

広島は後半から東俊希に代えて菅大輝を投入。一方のマリノスはメンバーチェンジなしで後半を迎える。

46分、田中のボールカットから加藤陸次樹がクロスを上げるとこれをジャーメインがボレーシュート。このシュートはディフェンスに当たって枠を外れるも、これがキニョーネスの手に当たったとして広島がPKを獲得。ジャーメインが冷静にPKを沈め、広島が先制に成功する。ジャーメインはこれが加入後初得点となった。

1点リードの広島は60分トルガイに代えて現在公式戦3戦連発中と絶好調の中村草太を投入し、追加点を狙いに行く。63分川辺駿のFKに佐々木がヘディングで合わせるが、朴一圭がキャッチ。

1点を追いかけるマリノスは69分ヤン・マテウス、植中朝日と繋ぎ、ロペスが最後はシュートを放つが広島のディフェンスがしっかりブロック。広島のタイトなディフェンスとハイプレスを前にマリノスは思うような形を作れない。

マリノスは72分に一気に4枚替え、井上健太、天野純、鈴木冬一、エウベルを投入し、流れを変えようと試みる。一方の広島は75分中野就斗に代えて新井直人をピッチに送り込む。

点差は1点だが、80分までマリノスは決定機を作らせてもらえず、苦しい時間が続く。広島はマリノスにボールをもたれる時間も長くなるが、コンパクトな守備を見せ、安定した試合運びを見せる。

86分、マリノスは渡邊泰基に代えて諏訪間幸成、広島は得点を決めたジャーメインに代えて越道草太を入れる。

マリノスは最後まで同点ゴールを目指したが、スコアはこのまま動かず。広島が1-0でマリノスを下し、開幕から2連勝を飾る。一方のマリノスはリーグ戦今季初勝利はお預けとなった。

サンフレッチェ広島 1 - 0 横浜F・マリノス

サンフレッチェ広島得点者
ジャーメイン良(PK:46分)

横浜F・マリノス得点者

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