男子スノボハーフパイプ、平野流佳がW杯年間王者・3連覇を達成 最終第5戦、決勝3回目で93点を叩き出し逆転優勝

夏場の筋力強化の成果が出た平野流佳 photo/Getty Images

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土壇場で実力を発揮

男子スノーボードW杯ハーフパイプの最終戦が、カナダのカルガリーで行われ、22歳の平野流佳が優勝を飾り、3季連続で種目別年間王者にも輝いた。

スノーボードW杯のハーフパイプ種目は、2024年12月上旬〜2025年2月下旬まで全5戦が行われた。大会ごとに勝者が決まるだけでなく、シーズンを通して年間優勝者を決め、王者には優勝トロフィーとして「クリスタル・グローブ」が贈られる。

この最終戦を前にして、ランキングトップに立っていたのは、北京冬季五輪金メダリストの平野歩夢。しかし今大会を欠場することから、2位につけている平野流佳の滑りに注目が集まった。
最終戦・決勝戦での平野流佳は、2回目の試技を終えた段階で2位。滑るラインを見誤り、技が4回しか披露できなかった。しかし最後の3回目で見事に調整。5回の技を華麗に繰り出し、93.00点をマークして逆転優勝を飾った。そのため彼がランキングで平野歩夢を抜き、年間王者も手にした。

試合後に平野流佳は「今季はモチベーションが高く、楽しく滑れた」と昨季のケガで苦労したシーズンと比較し喜びを語った。そして3月に、スイスのサンモリッツで行われる世界選手権への抱負として「ここで満足せずに優勝を狙いたい」と述べた。

1年後に迫ったミラノ・コルティナ五輪に向けても、弾みとなる順調な出だしとなった。

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