止められないサラーが1G1A! 首位リヴァプールが敵地で大一番を制す ハーランドを欠いたシティは決め手を欠く…… 遠藤は74分より出場

点を決めたサラーとショボスライ photo/Getty Images

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チャンスを逃さなかったリヴァプール

プレミアリーグ第26節でホームにリヴァプールを迎えたマンチェスター・シティ。

前節のニューカッスル戦は4-0で勝利したシティだったが、CLプレイオフ2ndレグ・レアル・マドリード戦は1-3で敗戦し、CLからは敗退。ここからはリーグ戦でCL出場圏内フィニッシュを目指す。一方のリヴァプールは今シーズン好調で現在首位。今節2位のアーセナルが敗戦したことで、このシティ戦は勝ち点をさらに突き放す大チャンスだ。

レアル戦では欠場となったシティのストライカー、アーリング・ハーランドはベンチ外になったが、ジェレミー・ドクがスタメンに復帰。さらにレアル戦で出番がなかったケビン・デ・ブライネもスタメンに名を連ねた。一方のリヴァプールは負傷状況が心配されたコーディ・ガクポはベンチとなり、代わりにカーティス・ジョーンズがスタメンに。また遠藤航もベンチからのスタートになった。
フォーデンを最前線におくシティは序盤は左サイドのドクのドリブル突破からチャンスを作る。7分にはサヴィーニョからフォーデンが得意の位置でボールを受け、シュートを放つが、これはGK正面に。一方のリヴァプールはカーティスを偽9番で起用し、ディアスが左ウイングに。立ち上がりは思うようにボールを繋げずシティペースで試合が進む。

11分、サラーがアケをスピードで振り切り、PA内に侵入するも、クサノフが見事なカバーを見せピンチを救う。12分、リコ・ルイスがボールを失いシティは再びピンチを迎えるも、またしてもクサノフが見事なブロックを見せる。

しかし13分、リヴァプールが試合を動かす。デザインされたCKから最後はサラーがシュートを放つと、アケに当たりゴール。押され気味だったリヴァプールがワンチャンスを逃さず先制に成功する。

失点後、再びボールを握るシティはドクが起点となり、リヴァプールゴールに迫るも決定機を作るまでには至らず。リヴァプールがミドルゾーンで構えるため深い位置ではボールを持てるシティだが、なかなか前進できない。

29分、リコとフォーデンの連携からマルムシュが抜け出しシュート。これがネットに突き刺さるも、オフサイド。ノーゴールになったが、一つシティがいい形を作った。

36分、再びリヴァプールが試合を動かす。トレント・アレクサンダー・アーノルドのスルーパスに抜け出したサラーが中に折り返すと、最後はドミニク・ショボスライがしっかりと沈め、大きな追加点をマークした。

いい入りを見せたシティだったが、少ないチャンスを確実にものにしたリヴァプールが2点リードで前半を折り返す。

両チーム交代なしで迎えた後半も、まずはシティがボールを握り、ドクとマルムシュがいる左サイドからリヴァプールゴールに迫るも、コナテ&ファン・ダイクが立ちはだかる。一方のリヴァプールは前線でボールを収められるサラーを中心に、カウンターから脅かす。

すると、55分アリソンのロングボールを受けたサラーがディアスへ絶妙なスルーパスを送り、チャンスを迎えるもクサノフが見事なカバー。しかし56分グラフェンベルフのスルーパスに抜け出したショボスライがGKとの一対一を迎えると、最後はカーティスにパスし、試合を決定づける3点目をマーク。しかしVARの結果、ショボスライがオフサイド判定となりノーゴールに。

その直後シティに決定機が。ドクからのパスをPA内でマルムシュが受けると、迷わず振り抜く。しかしこれはアリソンがセーブ。オープンな試合展開になってきた。

63分ディアスがカットインから強烈なシュートを放つも、これはエデルソンがビッグセーブを見せる。2点を追いかけるシティは65分に選手交代。デ・ブライネを下げてマカティーを投入する。

猛攻仕掛けるシティはサヴィーニョとドクのドリブルからチャンスを作るが、ハーランド不在のこの試合では中に合わせる人がいない。リヴァプールは72分、ツィミカスと遠藤を投入し、守備を固める。

74分、ニコ・ゴンザレスの浮き玉パスをサヴィーニョが折り返し、最後はリコがシュートを放つも惜しくもゴールならず。一方のリヴァプールはサラーの単独突破からチャンスを迎えるがエデルソンがセーブ。

点を取る必要があるシティは76分に3枚替え。ギュンドアン、コバチッチ、ルベン・ディアスを投入する。リヴァプールも77分に選手交代。ディアスを下げて怪我から復帰のガクポがピッチに入る。

相手陣地で試合を進めるシティだが、リヴァプールのコンパクトな守備を前にシュートまでいけない時間が続き、1点が遠い。

82分、ルベンのキックミスからシティは大ピンチを迎えるも、ショボスライのシュートをクサノフが体を張ってブロック。この試合幾度となくシティを救うカバーリングを見せている。

シティは左右にボールを動かし、なんとか得点を奪おうと試みるも決定機を作れぬまま後半ATへ。最後まで集中を切らさなかったリヴァプールはクリーンシートでこの試合を終わらせ、大一番を制す。一方のシティは随所にいいプレイを見せるも、ハーランド不在で決め手を欠く試合となった。

マンチェスター・シティ 0 - 2 リヴァプール

マンチェスター・シティ得点者

リヴァプール得点者
モハメド・サラー(14分)、ドミニク・ショボスライ(37分)

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