我慢できなかった? メッシにサインをお願いした主審が規定違反で半年間の資格停止処分に

資格停止処分になったオルティス氏 photo/Getty Images

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家族からの強い希望で…

19日(現地時間)、リオネル・メッシらの所属するインテル・マイアミは北中米カリブ海のクラブ王者を決める大会であるCONCACAFチャンピオンズカップ1回戦1stレグでカンザスシティーと対戦し、1-0で勝利した。

試合開始時の気温がマイナス16度、ピッチ上の体感温度はマイナス24度という極寒の中で行われたこの試合では、56分にエースのメッシがセルヒオ・ブスケツからペナルティエリア内でパスを受け、右足でシュート。これが決まってマイアミが先制し、その後この1点のリードを守り切って敵地での大事な初戦をものにした。

ところで、この試合は勝敗以外のところでも話題となっているようだ。アメリカメディア『ESPN』によると、主審のマルコ・アントニオ・オルティス氏がメッシにサインをお願いしていたことが発覚し、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)は規定違反により同氏を6カ月間の資格停止処分にしたという。
家族からの強い希望によってメッシにサインを頼んだようだが、これはレフェリーの中立性を守るための規定に反する行為。CONCACAFは、「オルティス氏は間違いを認めて自身の行為について謝罪し、我々によって定められている処分を受け入れた」との声明を発表している。

メキシコ出身で現在38歳のオルティス氏は、国際サッカー連盟(FIFA)に登録されている国際審判員の一人であり、これまで200試合以上の公式戦を担当。来年開催予定の北中米ワールドカップにも参加が有力視されていたが、オルティス氏と同じメキシコ出身の元国際審判員であるマルコ・ロドリゲス氏はSNS『X』の公式アカウント上で「オルティスはワールドカップへの道に別れを告げた」と投稿。オルティス氏の本大会参加は絶望的との見方を示している。

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