「アーセナルの優勝は無い」 首位と11ポイント差がついたアーセナル ネビル氏が語るその理由とは

首位リヴァプールと大きく離されてしまったアーセナル photo/Getty Images

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ウェストハムに敗れたアーセナル

イングランド代表OBのガリー・ネビル氏が、今シーズンここまでのアーセナルについて持論を展開した。

現在プレミアリーグ2位のアーセナルは22日に行われた第26節にてウェストハムに0−1で敗戦。翌日のリヴァプールvsマンチェスター・シティでリヴァプールが2−0で勝利したことにより、1試合リヴァプールの試合数が多いものの、勝ち点差が11ポイントと首位と大分離されてしまった。

直近2シーズンは優勝争いを繰り広げながらも、最終的に2位で終わっていたアーセナル。今シーズンは1月の移籍市場が終わる前にブカヨ・サカとガブリエウ・ジェズスの主力選手2人が長期離脱を強いられることに。さらに今月に入りカイ・ハフェルツとガブリエウ・マルティネッリの2人が離脱し、主力4選手がケガで戦列を離れることになった。
優勝争いがほぼほぼ決まりつつある中、イングランド代表OBのガリー・ネビル氏は『Sky Sports』にて持論を展開。フォワード4人を怪我で失ったことがリヴァプールとの優勝争いで大きく遅れをとったかという質問に対し、「それは言い訳になるが、それならそれなりの計画を立てなければならない」と語った。

「1月の移籍市場では取引をしたくなかったのは分かっている。市場にて価値がないと考えたか、チームにインパクトを与えてくれる選手がいなかったと判断したのだろう。しかし、彼らは選手不足に陥っていた。そのことに疑いの余地はなく、彼らは失敗した」

「サカとジェズスを失ったことは分かっているし、ハフェルツを失ったことも分かっている。これはアーセナルにとって大きな問題だが、それでもホームでウェストハムと対戦する時にはその仕事をこなさなければならなかったと思う。シティが優勝争いにいないとき、そこにいなければならないチームはアーセナルだった」

ネビル氏はアーセナルの問題点について補強面に加え、「セットプレイへの執着が試合全体を支配しているように感じた。タッチラインにセットプレイコーチがいることでさらに悪化している。彼らの自由は少し失われているように感じる」とセットプレイ面でも問題があると述べた。その上で、「アーセナルの優勝は無いだろうし、そうは見えない。それが大きなショックであり驚きだ。アーセナルの役員、そしてミケル・アルテタと選手たちに最も大きな打撃を与えるだろう。なぜなら彼らはタイトル獲得に必死だからだ。リヴァプールは直近3試合で2試合引き分け、8試合で4試合引き分けている。アーセナルはもっと近づくチャンスがあった」と述べた。

優勝争いの最中痛恨の敗戦となってしまったアーセナルは次節、3位のノッティンガム・フォレストと対戦する。

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