フォファナ獲得に“7000万ポンド”も投じたのは正しかったのか チアゴ・シウバ退団でチェルシーの最終ラインから消えたリーダー

怪我の問題が続くフォファナ photo/Getty Images

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チアゴ・シウバに代わるリーダーを獲得しなかったことは問題だった

チェルシーは今もリーヴァイ・コルウィル、アクセル・ディサシ、トシン・アダラビオヨ、トレヴォ・チャロバーなどセンターバックに複数の選手を揃えているが、最終ラインのリーダーとなれる選手は見当たらない。

サポーターの中には、昨夏にチームを去ったDFチアゴ・シウバのことを恋しく思っている者も多いだろう。チアゴ・シウバはチームの絶対的リーダーであり、最終ラインを統率してくれる頼れる兄貴分だった。

今のチェルシーにチアゴ・シウバと同じ役割をこなせる選手は見当たらず、最終ラインのリーダーは不在だ。チェルシーは2022年にレスター・シティから7000万ポンドもの資金を投じてDFウェスレイ・フォファナを獲得しているが、フォファナには怪我の問題が続いている。
かつてチェルシーでもプレイしたウィリアム・ギャラス氏は、フォファナ獲得に多額の資金を投じたのは失敗だったかもしれないと嘆く。

「チェルシーはフォファナに7000万ポンドを費やした一方で、チアゴ・シウバと同じ役割をこなす選手は獲得しなかった。これは大失敗だよ。3年前にフォファナと契約した時、彼はすでにレスターで大きな怪我を負っていた。とても心配していたんだ。大きな怪我は体にダメージを残すことがある。実際彼はチェルシーに加入して以降、コンディションが良いとされている時もベストなパフォーマンスは見せられていない。チェルシーはミスを犯したのかもしれない。フォファナにはポテンシャルがあるが、重傷から復帰して同じレベルに戻るのは非常に難しい。あれだけの資金を投じる場合は確信をもって動かないといけないが、チェルシーにはその確信がなかったはずだ」(『DAZN』より)。

フォファナは今も離脱しており、3月に復帰する見込みとなっている。しかしギャラス氏の言葉通り、負傷を繰り返すフォファナが本来の状態に戻れるかは分からない。果たしてチェルシーの最終ラインを統率していくのは誰になるのか。現時点では答えが見えない。

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