C・ロナウドがレアルを去り、変わったベンゼマの意識 振り返る得点量産モードへの変化「もっと野心を持つ必要があると」

現在ベンゼマはアル・イテハドで活躍中 photo/Getty Images

現在はサウジ国内リーグでロナウドと得点王争い中

サウジアラビアの国内リーグでかつてのチームメイトだったFWクリスティアーノ・ロナウドと得点王争いをすることになろうとは、カリム・ベンゼマも予想していなかっただろう。

現在ロナウドはアル・ナスルのエースとしてリーグ戦17ゴール、ベンゼマはアル・イテハドのエースとしてリーグ戦で16ゴールを挙げており、これは現時点でサウジ・プロフェッショナルリーグの得点ランク1位と2位の数字だ。

2人はレアル・マドリードで長く共にプレイした関係で、ロナウド在籍時はベンゼマがロナウドのゴールをお膳立てすることも多かった。

ただ、2018年にロナウドはレアルを退団してユヴェントスへ移籍。レアルは最大の得点源を失うことになったわけだが、代わりにゴールを量産するようになったのがベンゼマだった。

スペイン『El Chiringuito』によると、ベンゼマはロナウド退団時にもっと野心を出していく必要があると思ったと振り返っている。

「シーズンに50ゴールを挙げていたロナウドが去った時、『今こそ自分がステップアップする時であり、もっと野心を持つ必要がある』と考えたんだ。マドリーでの最後にチームタイトル、バロンドールを獲得できたこと、そしてキャプテンであれたことを嬉しく思う。マドリーで続ける道もあったけど、適切なタイミングでチームを去ることを決めた」

ベンゼマは元よりハイレベルなセンターフォワードではあったが、ロナウドがレアルにいた時は少ない得点数でシーズンを終えることもあった。2017-18シーズンのリーグ戦得点数は僅か5ゴールである。

それがロナウド退団後は20ゴール以上を奪うようになり、2021-22シーズンには27ゴール12アシストの成績を残している。その意識改革は今のアル・イテハドでも活かされているはずで、当然ながらアル・イテハドでの最大の得点源はベンゼマだ。

果たして得点王争いを制するのはどちらなのか。サウジアラビアの地でかつての相棒とハイレベルな競争が続いている。

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