ブルーノ・フェルナンデスは過小評価されている?  マンUレジェンドが批判もある主将を擁護 「彼がプレイしていないときはチャンピオンシップのチーム」

マンUの主将B・フェルナンデス photo/Getty Images

安定した数字を残している

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏は自身のYouTubeにてブルーノ・フェルナンデスが「軽視されている」と主張した。英『Football 365』がこれを報じている。

2020年冬にスポルティングからユナイテッドにやってきたブルーノ。最初の半年間は公式戦23試合で12ゴール8アシストを記録。翌シーズンからは公式戦58試合で28ゴール17アシスト、46試合で10ゴール14アシスト、59試合で14ゴール14アシスト、48試合で15ゴール13アシスト。またチームが苦戦を強いられているなか、今シーズンもここまで公式戦38試合で10ゴール12アシストと安定した数字を残している。

さらに加入後、大きな怪我なくフル稼働している点もブルーノの評価されるべき点だが、度々キャプテンとしての振る舞いに批判が集まることもある。そんなブルーノをファーディナンド氏は気の毒に思っているという。

「ブルーノはひどく軽視されている。彼がキャプテンには向いていないとか、彼のプレイのネガティブな面を探そうとしているとか、そんな話ばかりだ。彼が来てから、最初のシーズンで28ゴール、17アシスト、つまり45ゴールに関与したことになる。2年目は10ゴール、14アシスト。3年目は14ゴール、14アシスト。そして今シーズンは10ゴール、12アシストを記録している」

「それは私に語りかけ、一つのことを叫んでいる。一貫性、成果だ。これがこの男がもたらし、提供するものだ。彼が批判される理由のいくつか、彼のボディランゲージなどは確かに改善の余地があるが、それはフラストレーションから生まれたものであり、助けてもらえなかったことから生まれたものだ」

「それは『いいか?俺はここでちゃんと仕事をしているんだ、統計を見てみろよ!』という思いから来ている。ちなみに彼がマンチェスター・ユナイテッドと契約して以来、プレミアリーグで彼ほどチャンスを作った選手はいない。ケビン・デ・ブライネも、他の誰よりもだ。彼は契約以来、誰よりも多くのチャンスを生み出している。人間味のある話だとしたら、期待に応えられていない選手をクラブが獲得していることに苛立ち、腹を立てるはずだ」

またファーディナンド氏は他の選手がやるべき仕事をこなしていないから、代わりにブルーノがやろうとし、それが同選手のフラストレーションにも繋がっていると語り、「ある意味、私は彼に同情しているよ」と話している。

さらに同氏は「彼がプレイしていないときはチャンピオンシップのチーム」とも話しており、ブルーノがいるかいないかではチームが大きく変わると感じているようだ。

今シーズンは下位に沈んでいることからチームのキャプテンであるブルーノも批判の的になっているが、近年苦戦続くユナイテッドで同選手がフル稼働を続け、安定した数字を残していることはもっと評価されるべきだろう。

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