出場機会減少のバイエルンMFトーマス・ミュラー クラブ重鎮は引退を勧告「彼の偉大なキャリアに相応しくない」

バイエルンのトーマス・ミュラー photo/Getty Images

チーム内で序列低下

10歳の時に下部組織に入団して以降バイエルン・ミュンヘン一筋の選手生活を送り、トップチームでこれまで公式戦738試合に出場しているトーマス・ミュラーは、間違いなく同クラブの歴史に名を残すレジェンドの一人だろう。

しかし、今シーズンのミュラーは非常に難しい日々を送っている。ブンデスリーガでは全23試合中20試合に出場しているものの、そのうち先発出場は8試合のみ。セルティックと対戦したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント・プレイオフでは2試合とも試合終了直前に投入され数分間の出場時間しか与えられないなど、チーム内での序列は明らかに低下している。

出場機会が顕著に減少していることで、ミュラーの去就にも大きな注目が集まっている。バイエルンとの契約は今年6月末で満了となるが、いまだに契約延長についての発表はない。

こうした中、バイエルンのウリ・ヘーネス名誉会長がドイツ紙『Bild』の取材に応じ、ミュラーの現状について「トーマス・ミュラーがベンチに座り続けるというのは解決策ではない」とコメントし、さらに以下のように続けた。

「個人的には彼が現役を続けてくれることを願っている。ただし、スポーツ的な側面について考えなくてはならない。彼がこのまま単なる控え要員のままなら、私は彼に引退を勧める。サブとしてベンチに座っていることは、彼の偉大なキャリアに相応しいものではない」

『Bild』によれば、ミュラーとクラブの首脳陣は今後数週間以内に契約についての話し合いを行う予定であるという。それを通じてミュラーの去就も定まる可能性が高い。

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