南ア代表キッツォフが怪我のため現役引退を発表 ラグビーワールドカップ連覇を経験

ファンからも愛されていたキッツォフ Photo/Getty Images

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無念の引退

南アフリカ代表のスティーブン・キッツォフが首の怪我のため、25日に現役引退を発表した。南アフリカ共和国におけるラグビーユニオンの国内最高峰リーグであるカリーカップのグリクアス戦に、昨年まで所属していたウエスタン・プロバンスの選手として出場。そこで首に深刻な負傷を負ってしまい、手術とリハビリを行ったが、医者から高い再発性を指摘されたことで引退の決断に至った。

33歳のキッツォフは2011年に19歳でストーマーズでデビューを飾ると、翌年にはレギュラーを勝ち取り、公式戦138キャップを獲得。2016年にはアイルランド戦で代表デビュー。プロップとして83キャップを重ね、2度のワールドカップ制覇(2019年、2023年)に貢献した。2022年にはユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップを初めて制した。

ストーマーズの公式サイトで以下のようにコメントしている。
「ラグビーをすることは幼い頃からの私の人生であり、スプリングボクス(ラグビー南アフリカ共和国代表の愛称)とストーマーズを代表することで多くの少年たちの夢を叶える幸運に恵まれた。

「私のキャリアがこのような形で終わるのは明らかに非常に残念だが、残念ながら私の健康に対するリスクはあまりにも高すぎた」

「本当にストーマーズとの物語をピッチの上で終わらせたかったし、リハビリと復帰に全力を尽くしたが、それは叶わなかった」

「妻のエイミーと両親をはじめ、長年にわたり私に素晴らしいサポートをしてくれた人はたくさんいる。DHLストーマーズと南アフリカラグビーのコーチ、チームメイト、サポートスタッフ全員、そしてもちろん私のキャリアに大きな影響を与えてくれたファンの皆んなには、いつまでも感謝しているよ」

非常に不本意な形での引退だが、ワールドカップ連覇という偉業を成し遂げた偉大なキッツォフ。彼の今後の活躍を祈りたい。

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