イングランド代表の2列目はまだ豪華になる プレミア最下位サウサンプトンで唯一の希望となるディブリングの才能は凄まじい

サウサンプトンでプレイするディブリング photo/Getty Images

サウサンプトンからステップアップするのは確実か

プレミアリーグ最下位に沈むサウサンプトンにおいて、唯一と言っていい希望の光が19歳のMFタイラー・ディブリングだ。

クラブのアカデミーで育ってきたディブリングは、サウサンプトンの主力としてプレイを続けている。残念ながらチーム状況は最悪だが、ディブリングの評価は上がり続けている。仮にチームが降格する場合、ディブリング獲得に多くのクラブが手を伸ばすはずだ。

昨年11月にはU-21イングランド代表デビューも果たしており、今季のプレミアリーグでアーセナルMFイーサン・ヌワネリやDFマイルズ・ルイス・スケリーらと共に特大のインパクトを残しているティーンエイジャーと言えよう。この3人がA代表に揃う日もそう遠くはないはずだ。

英『The Guardian』によると、サウサンプトンのアカデミーコーチを務めるアンディ・ゴールディは子供の頃からディブリングのサッカーに対する姿勢は凄かったと振り返る。

「彼は深い位置でボールを受けても、そこから相手ゴール方向へターンできる。そうした選手は多くないと思う。そこで横パスを選択する選手も多いけど、彼は常に『どれだけ早く相手ゴールへ向かえるか』と考えている。彼はプレミアでもすでに得点を決めているけど、その部分は今後も成長を続けるだろう。そこの部分が伸びれば、彼はワールドクラスとなれる」

「彼は上達したいとの驚くべき意欲と、現代では珍しい練習小僧なところがあった。タイラーは自宅のリビング、学校のグラウンド、ガレージ、家の庭など、常にボールに触れてきたんだ」

苦しいチーム状況ながら、ディブリングは今季のプレミアリーグで31回のドリブルを成功させている。まだボールロストもあるが、ゴールディの言葉通り積極的に仕掛けていく姿勢はプレミアでも変わっていない。

まだ19歳になったばかりというのも楽しみで、イングランド代表の2列目はさらに豪華なものとなっていきそうだ。

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