トッテナム加入後まだ1ゴールのテル それでも指揮官の信頼揺るがず「彼にはポテンシャルがある」

トッテナムに期限付き移籍で加入したテル photo/Getty Images

今季終了までの期限付き移籍で加入

冬の移籍市場が閉まる直前の今月3日、マティス・テルは出場機会を求めてバイエルン・ミュンヘンから期限付き移籍でトッテナムに加入した。

フランスの世代別代表に名を連ね、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、アーセナルといったプレミアリーグでのライバル達も関心を示していたテルを獲得できたことは、トッテナムにとって非常に大きな補強になるはずだった。

しかし、加入後にテルは公式戦5試合に出場して1ゴール0アシスト。9日に行われたアストン・ヴィラとのFAカップ4回戦で決めたのが唯一のゴールであり、期待通りの活躍を見せているとは言えない。

こうした中、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は現地メディアの取材に応じた際にテルについて言及し、結果が出ていなくてもテルの実力を高く評価していることを明かした。

「我々が求めていることを彼はしっかりとやってくれている。まだそれほどゴールは決めていないし周囲から評価もされていないかもしれないが、間違いなく彼はチームに貢献してくれているし、それが最も重要なことだ。彼にはポテンシャルがあり、それが間もなく見られるようになると私は確信している」(ドイツ紙『Sport Bild』より)

「彼はフィットネスを改善しなければならない。なぜなら今シーズンはバイエルンでそれほど多く試合に出ていなかったからだ。しかし、トレーニングでの彼を見ていると、動きがスムーズになって我々のプレイスタイルに慣れてきているのが分かる。とは言え、19歳の選手がプレミアリーグでゴールを量産するというのは非現実的だ。そういうことは簡単には起こらない」

指揮官の期待に応えるためにも、テルとしてはそろそろ目に見える結果を出したいところだろう。

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