終盤の2発でドローに追いついたアトレティコ 指揮官は選手たちのスピリットを讃える「信じられないほどの剣闘士のような精神がある」

アトレティコの指揮官ディエゴ・シメオネ photo/Getty Images

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試合は計8ゴールの乱打戦に

アトレティコ・マドリードの指揮官ディエゴ・シメオネ監督が、25日に行われたコパ・デル・レイ準決勝1stレグのバルセロナ戦を振り返った。

アトレティコは開始1分にフリアン・アルバレスのゴールで先制すると、その5分後にアントワーヌ・グリーズマンのゴールで追加点。早々に2点をリードする最高のスタートを切った。しかしその後19分にペドリが1点を返し、21分にはコーナーキックからパウ・クバルシが追加点を挙げてバルセロナが追いつく。41分に再びコーナーキックからイニゴ・マルティネスが決めてバルセロナが逆転に成功すると、75分にロベルト・レヴァンドフスキもゴールを決めてスコアを2−4とする。

一気に逆転されたアトレティコだったが、84分にマルコス・ジョレンテが決めて1点差とすると、後半アディショナルタイムにアレクサンダー・セルロートが劇的ゴールを決めて試合は4-4の引き分けに終わった。
合計8ゴールが生まれたこの1stレグの試合をディエゴ・シメオネ監督が振り返り、「信じられないほどの剣闘士のような精神がある。バルセロナには並外れた選手がいるが、我々にもある」と選手たちのスピリットを称賛した。

「1つのゲームの中に複数のゲームが含まれていた。我々は非常に良いスタートを切り、開始6分で2点をリードした。しかしその後我々には改善しなければならないミスがあった。セットプレイで失点するのは良くない。後半の立ち上がりは彼らの方が良かった。スコアは4-2で同点が遠ざかっていたが、このチームにはスピリットがありそれが見て取れた。我々はピッチでそのスピリットを発揮し、交代もうまくいき、フレッシュさが生まれた。4-3、4-4とし、非常に手強いライバルと引き分けで試合を終わらせることが出来た」

セカンドレグに向けてという質問に対しては「まだたくさんの試合が残っていて、多くの試合があり休みもあるので今後どうなるかは分からない…この一連の試合に集中しなければならない。土曜日のビルバオ戦は非常に重要だ。私たちには素晴らしいライバルがいる」と述べ、次の試合であるアスレティック・ビルバオとの試合に目を向けた。

アトレティコは今後、今週末に4位アスレティック・ビルバオとのリーグ戦、4日、12日にチャンピオンズリーグ・レアル・マドリード戦、16日にはリーグ戦で再びバルセロナと対戦し、代表ウィークを挟み、4月2日に2ndレグ本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでバルセロナを迎える。3月から4月にかけて大一番の試合が多く組み込まれているが、ここをしっかり乗り越えられるのか。

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