40歳の大投手、シャーザーがオープン戦初登板で4奪三振の好投 この日も投球に影響を与えたロボット審判の導入には否定的

MLB通算216勝のシャーザー photo/Getty Images

2度ストライクがボールに

MLBを代表する右腕マックス・シャーザー投手が、ブルージェイズ加入後、対外試合で初登板を飾った。

対戦相手は、カージナルス。侍ジャパンの一員としてもWBC制覇に貢献したラーズ・ヌートバーなどを相手に、2回1安打1失点4奪三振と好投した。

試合後、自身のピッチングを振り返り、「とにかく試合のスピードに慣れること。ブルペンと試合とは違う。試合で打者と対峙する必要がある。試合の雰囲気というものがあり、自分の体の使い方、ボールの投げ方、すべてを試合の雰囲気で確認する。それがスプリングトレーニングの需要な調整過程だ」と順調な調整を行なっていることを語った。

またこの試合、ロボット審判と呼ばれる「自動ストライク・ボール判定システム(ABS)」により、2度もストライクがボールに覆された場面があった。シャーザーはこれに苦言を呈した。

「これには少し疑問に思うところがある。ストライクがボールになり、ボールがストライクになることがあるのは分かっている。つまり、それで結局プラスマイナスゼロになるだけではないのか? それで本当に試合が良くなるのか? 審判はそんなに悪いのか? 私はそうは思わない。俺は、人間のプレイは人間が判断すべきだと思う」

彼はそう語るが、球界としてはABS導入の方向で動き出している。早ければ来季から公式戦で稼働するとも噂されている。今後、選手にはこのシステムへの対応が求められそうだ。

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