ドジャーズのロバーツ監督が佐々木朗希の対外試合、初マウンドを「グッド」と表現 開幕まで3週間を切り、コンディション調整の行方に注目

この日の球速は150キロ代前半を記録した佐々木 photo/Getty Images

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仕上がりはまだまだ先

佐々木朗希投手が、ロサンゼルス・ドジャース加入後初めて対外試合のマウンドに上がった。

彼が投球を披露したのは、ホワイトソックスのマイナー選手を相手にしたライブBP(実践形式の打撃練習)。当初2イニングの予定だったが、本人の希望で3イニングを投げ、打者10人に対して38球。結果は2安打、1奪三振とまずまずの内容だった。

初回こそ、先頭打者にホームランを浴びたものの、その後は打たせて取るピッチングでアウトを重ね、3回は四球、二塁打、四球と崩れたところで交代した。
ロバーツ監督は佐々木の投球について「よかった。球速も出ていて、スピリットで三振も奪った」と良い面を挙げ誉めた。

当然、まだ調整段階ではあるものの、3回の不安定な投球にも見て取れるように決して完成された投手ではないという意見があることに対して、ロバーツ監督は「それはそうだと思う。ただ、繰り返しになるが、メジャーの打者と対戦し、様々な球種を混ぜた配球を経験することで自信が得られる。今はメジャーレベルに到達するために投手コーチやトレーナーと一緒に計画的な練習を進めているから、それを鑑みれば非常に良い状態だ」と述べた。

佐々木の才能は誰もが認めるところ。果たして課題としている長いシーズンを戦い抜く強い体を作れるかどうか。だからといって無理をさせることは禁物。球団も監督もその慎重な姿勢を一貫してきた。まずは佐々木が無事に開幕を迎えられることが焦点となるか。

その開幕まであと3週間を切った。今後も引き続き、彼の投球や仕上がり具合に注目していきたい。

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