C・ロナウドがチームメイトにPKを譲るとは アル・ワフダ戦で見せたチームへの思い「記録は自然に生まれるもの」

アル・ナスルでプレイするロナウド photo/Getty Images

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1000ゴールよりもチームの勝利

26日に行われたサウジ・プロフェッショナルリーグ第22節のアル・ワフダ戦で前半10分にネットを揺らし、キャリア通算得点数を925ゴールにまで伸ばしたアル・ナスルFWクリスティアーノ・ロナウド。

ロナウドの視界の先には1000ゴールの大台があるとされており、実際に1000ゴール達成を望んでいるファンも多いはず。ただ、ロナウドは以前から得点記録は自然についてくるものと強調していた。

このアル・ワフダ戦では、それが分かる一幕があった。チームが後半アディショナルタイムにPKを獲得した際、ロナウドはそれをチームメイトのFWサディオ・マネに譲ったのだ。マネがそれまで8試合連続ノーゴールとなっていたため、自信をつけさせる意味もあったのだろう。
スペイン『Mundo Deportivo』もこの動きを取り上げていて、ロナウドはチームリーダーとしてチーム全体のことを考えているのだろう。

ロナウドは記録について「記録は自然に生まれるもの。記録を追い求めているのではなく、記録が僕を追いかけてくる」と語っていたことがあるが、個人記録に囚われているわけではないのだ。

ロナウドの悲願はアル・ナスルでのリーグタイトル獲得だろう。昨季までは絶対王者アル・ヒラルが壁となり、今季はカリム・ベンゼマらを擁するアル・イテハドが首位を走る。現在3位アル・ナスルとアル・イテハドの勝ち点差は9ポイント離れており、なかなか厳しい状況だ。

ここからはアジアチャンピオンズリーグエリートも決勝トーナメントに入り、アジアNo.1のタイトルもロナウドが狙っているものだ。その目標へロナウドはチーム全体のことを考えているようで、貪欲に勝利を目指す先に1000ゴールの大台が見えてくるのだろう。

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