「バイエルンの全選手が前田はいったいどれだけ走るのかと……」 CLでバイエルンの選手たちも前田大然のエネルギーに唖然としていた

バイエルン相手に戦い続けた前田(左) photo/Getty Images

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バイエルンの選手たちもデータを確認

残念ながらセルティックのチャンピオンズリーグでの戦いはベスト32で終わったが、決勝トーナメント・プレイオフではバイエルンに喰らいつく見事なパフォーマンスを見せた。

その中でもキーマンとなっていたのがFW前田大然だ。前線から自慢のスピードと運動量でバイエルン守備陣を追い回し、1stレグでは得点も記録。2ndレグでも得点に関与しており、前田は脅威であり続けた。

英『Daily Record』によると、バイエルン側も前田の『走力』をかなり警戒していたという。そのエピソードを明かしたのは、セルティックのセンターバックに入るキャメロン・カッター・ヴィッカースだ。
同選手はトッテナムのアカデミーに在籍していたことがあり、同じくトッテナムの在籍経験がある現バイエルンDFエリック・ダイアーと試合後に話し合う機会があったと明かしている。そのトークテーマに挙がったのが前田で、バイエルン側は前田のエネルギーをかなり警戒していたという。

「バイエルンとの試合後にエリックと話したんだけど、1stレグの終了後にはバイエルンの全選手が前田がいったいどれだけ走るのか、どれだけのエネルギーを備えているのか話し合っていたことを教えてくれた。1stレグ後にはバイエルンのドレッシングルームに試合でのランニングデータが掲示されていたそうで、向こうの選手たちは前田がどれだけ走ったかを話していたそうだよ」

「スピード、スプリントの距離などデータを見ると、前田は常にチャートのトップにいる。誰も彼の隣で走りたいとは思わない。あの走力は彼が持つユニークな才能だ。あそこまでハードワークしてくれると、自分たちも同じようにハードワークしたくなるものだ。彼は素晴らしいよ。彼はDFよりも守備に走るし、追いつけない。彼の走力は信じられないものがあるんだ」

まさにワールドクラスのスピードと運動量であり、それはバイエルンの選手たちでも驚くレベルだったようだ。あのスピードと運動量をセットで備えている選手は世界を探しても少数のはずで、前田はバイエルン相手の180分で大きく評価を伸ばすことになった。

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