伊東純也がリーグ・アンで圧倒的最多のチャンスメイク数を記録しているのに…… 12戦連続白星無しのスタッド・ランスに迫る降格の危機

スタッド・ランスでプレイする伊東と中村 photo/Getty Images

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チームは15位まで順位を落としている

28日、フランスのリーグ・アン第24節ではFW伊東純也、中村敬斗、DF関根大輝が所属するスタッド・ランスとFW南野拓実が所属するモナコが激突する。

日本のサッカーファンとしても楽しみな一戦だが、チームの状況は対照的だ。現在5位につけ、欧州カップ戦出場権を狙うモナコに対し、スタッド・ランスは15位まで順位を落としている。リーグ・アンは18チームで構成されており、18位と17位は降格、16位のチームは残留プレイオフへ回るレギュレーションだ。15位のスタッド・ランスと16位サンテティエンヌの勝ち点差は僅か3ポイントとなっており、油断できない状況にある。

スタッド・ランスの場合シーズンの立ち上がりは理想的で、開幕から7試合の成績は4勝2分1敗だった。ところが10月頃よりペースが乱れ、何と現在はリーグ戦12試合連続で白星がない。最後の勝利は昨年11月のル・アーヴル戦まで遡る必要があり、この間にスタッド・ランスは指揮官ルカ・エルスナーの解任にも動いている。
立ち上がりが好調だっただけに、『Get Footballnews France』はスタッド・ランスが降格するような事態になれば大きなサプライズだと取り上げている。

「昨年11月に入る時には欧州カップ戦出場候補だったが、シーズン終了時にはリーグ・アンに残ってすらいないかもしれない。もしリーグ・ドゥに降格するようなことになれば、近年のフランスサッカー界では最大級の崩壊として記憶されるかもしれない。チームにはリーグ最高のチャンスメイカーである伊東がいるが、攻撃のチャンスを上手く作れぬまま現在チームは3試合連続で得点を決められずにいる」

同メディアの主張通り、伊東はここまでリーグ・アンでトップとなる68回のチャンスメイクを記録している。2位のモンペリエMFテジ・サヴァニエが50回となっているため、伊東の数字はかなり印象的だ。しかも伊東はドリブル成功数ランキングでもリーグ7位に入っている。

しかしそれをチームとして活かせていない状態にあり、12試合連続白星なしだ。残留へこれ以上の負けは許されず、スタッド・ランスの生き残りを懸けた終盤戦だ。

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