神奈川ダービーは両者譲らずドロー決着 横浜FMは今季リーグ戦未勝利が続き、絶好調湘南の連勝もストップ

横浜FMと湘南の一戦は両者譲らず(画像はイメージ) photo/Getty Images

一進一退の攻防が続く

2025明治安田J1リーグ第4節で横浜F・マリノスと湘南ベルマーレが激突した。ホームのマリノスは2分1敗とまだ未勝利の状況が続いており、「神奈川ダービー」で今シーズン初勝利を目指す。

一方の湘南は現在リーグ戦唯一の3連勝と最高のスタートを切っており、福田翔生と鈴木章斗のツートップが絶好調だ。しかし、前節の浦和戦、前半で交代した福田はこの試合、メンバー外となり、根本凌がスタメンに入る。

立ち上がりは湘南がボールを握りながら両サイドの幅を活かしてマリノスゴールに迫る。一方のマリノスはボールを前に運ぶことができず、アタッキングゾーンへの侵入ができない。

14分、藤井智也が右サイドでボールを持つと、ポケットに走り込んだ小野瀬康介へスルーパスを送り、チャンスを作るが、クロスは朴一圭がしっかりとセーブ。WBと2シャドーを中心に湘南は攻撃を進める。

19分、エウベルとアンデルソン・ロペスの連携から最後は松原健が強烈なシュートを放つが、浮いてしまい枠を捉えることはできず。マリノスがようやく一本いい形を作った。

28分、今度は湘南にチャンスが。左サイドを崩すと、最後は3人目の動きで抜け出してきた平岡大陽が1枚交わし、右足を振り抜くがシュートはGK正面に。29分には鈴木のスルーパスに根本が抜け出すが、後一歩ボールには届かず、湘南が立て続けにチャンスを作る。

そんななか、先に試合を動かしたのはマリノスだ。37分永戸勝也のCKを植中朝日がヘディングで合わせると、ディフレクションしネットに。押し込まれていたマリノスがワンチャンスを逃さず先制に成功する。

アウェイの湘南がいい入りを見せたダービーだったが、セットプレイをものにしたマリノスが1点リードで前半を折り返す。

マリノスは後半から渡邊泰基に代えてサンディ・ウォルシュ、湘南は根本に代えて石井久継を投入。両チーム共後半開始から動く。

1点を追いかける湘南が後半の立ち上がりボールを握ると、54分、右サイドからのクロスを平岡が合わせると、このシュートはGKに弾かれるが、詰めていた石井が流し込み、湘南が早い時間に追いつく。途中出場の石井が早速結果を残した。

機動力のある石井を投入したことで、前線がより流動的になった湘南が攻勢を強めるなか、マリノスは左サイドのエウベルを中心に勝ち越しゴールを狙う。

67分、マリノスに選手交代。エウベルに代えて遠野大弥を投入する。69分、遠野のスローインから左サイドを植中が突破し、速いクロスを上げるも、これは上福元がしっかりとセーブ。71分にはジャン・クルードのボールカットから植中、遠野と繋ぎシュート。しかしコースが甘く、上福元が再びセーブ。この時間はマリノスが相手ゴールを責め立てる。

一方の湘南は73分平岡に代えて茨田陽生を投入し、試合の流れを変えようと試みる。また78分には大岩一貴と大野和成を投入する。

マリノスがボールを握り、試合を優勢に進める中、83分湘南にチャンスが。CKの流れから相手DFのクリアに反応した金眠泰がPA外からボーレーシュートを放つが、朴一圭がスーパーセーブを見せ、惜しくも得点ならず。

86分、湘南はルイス・フェリッピを投入し、一方のマリノスはヤン・マテウスと天野純をピッチに送り込み、ゴールを狙いに行く。

後半はマリノスがボールを握り、試合を優位に進めたが、湘南も最後まで集中を切らさず、試合はこのまま1-1のドローに。マリノスの今シーズン初勝利はお預けとなり、湘南の連勝も3でストップした。

横浜F・マリノス 1 - 1 湘南ベルマーレ

横浜F・マリノス得点者
OG(38分)、

湘南ベルマーレ得点者
石井久継(54分)

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