福岡は退場者出すも1点のリードを守りきり、今季初白星! 王者神戸は今季初黒星でリーグ4戦未勝利と苦しい時間続く……

福岡が神戸を下す(画像はイメージ) photo/Getty Images

終盤、猛攻仕掛けるもネット揺らせず

2025明治安田J1リーグ第4節でヴィッセル神戸とアビスパ福岡が激突した。現在J1リーグ2連覇中の神戸だが、今シーズンのスタートダッシュは苦戦しており、ここまで3分と未勝利の状況が続いている。一方の福岡もここまで3連敗中と大苦戦を強いられており、金明輝新体制での初勝利を目指す。

開始早々から攻め立てる福岡は9分、右サイドからのクロスが流れてきた藤本一輝が狙いすましたシュートを放つが、枠を捉えることはできず。序盤はいい入りを見せた福岡ペースで試合が進む。

17分、ナッシム・ベン・カリファがゴール前で神戸のビルドアップからボールを奪うと走り込んできた紺野和也へパス。ドリブルをし、右足を振り抜くも惜しくも枠を捉えることができず。連動したプレスで神戸を苦しめる福岡が主導権を握る。

ターンオーバーし、主力を温存している神戸はなかなかロングボールを収めることができず、20分までシュート0本と苦戦を強いられる時間が続く。

31分、福岡が左サイドでFKを獲得すると、これを田代雅也がヘディングで合わせるも、これはクロスバーを叩いてしまい、先制点とはならず。前半はアウェイチームが多くのチャンスを作る展開に。

39分、福岡が試合を動かす。PA内でベン・カリファのシュートは神戸DFのブロックに合うも、そのこぼれ球に反応した見木友哉がクロス。これが山川哲史に当たり、そのままゴールへ。攻めていた福岡が先制に成功する。

神戸はワントップに入る佐々木大樹を中心に福岡ゴールに迫ろうとするも、決定機を作るまでには至らず、前半は福岡1点リードで折り返す。

神戸は後半から大迫勇也と広瀬陸斗を投入し、福岡は交代なしで後半を迎える。

50分、福岡にチャンスが。左サイドでボールを受けた藤本がカットインから右足を振り抜くが、これは神戸の守護神GK前川黛也がセーブ。後半最初のチャンスを作ったのは福岡だ。

一方の神戸は最前線に入った大迫へのロングボールを中心に福岡ゴールに迫ろうとするも、決定機を作るまでには至らず。神戸は60分に2枚替え。マテウス・トゥーレルと扇原貴宏を投入し、同点ゴールを狙いに行く。一方の福岡はベン・カリファに代えてウェリントンを入れる。

トゥーレルと扇原が入り、ボールが回るようになった神戸は65分、濱﨑健斗のパスに大迫が抜け出しシュート。枠を捉えることはできなかったが、交代選手の影響で徐々に試合の主導権を握る。

70分、福岡が選手交代。紺野と北島に代えて名古新太郎と金森健志がピッチに。2列目にフレッシュな選手を福岡は投入する。

74分、ロングボールに反応した上島が大迫と競り合った時にファールをとられ、2枚目のイエローで退場に。リードする福岡が1人少ない状況を強いられることになった。76分、福岡は岩崎悠人と志知孝明を投入し、神戸は井出遥也をピッチに送り込む。

数的有利になった神戸がボールを回しながら福岡ゴールに迫ると82分、濱﨑のクロスに佐々木がヘディングで合わせるも、GK村上昌謙がセーブし、福岡のピンチを救う。

神戸はロングボールを中心に猛攻仕掛けるも、集中した福岡のディフェンス陣を前になかなか決定機を作れぬまま後半ATへ。

92分には右サイドの崩しから佐々木がシュートを放つが、田代が決死のクリアを見せ、失点を許さない。

最後まで猛攻しかけた神戸だったが、ゴールは奪えず、0-1で敗戦。福岡は3連敗と苦しい時間が続いていたが、今シーズン初勝利を飾った。

ヴィッセル神戸 0 - 1 アビスパ福岡

ヴィッセル神戸得点者

アビスパ福岡得点者
OG(40分)

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