マンCは来季再びプレミア制覇を狙えるか ハーランド、マルムシュ、フサノフ、ボブら戦力は充実している

マンCを指揮するグアルディオラ photo/Getty Images

センターラインと若手は充実している

先日にはリヴァプールに0-2と実力差を見せつけられ、首位リヴァプールとの勝ち点差が20にまで広がった4位マンチェスター・シティ。トップ4フィニッシュは可能かもしれないが、今季は何とも苦しいシーズンになってしまった。

名将ジョゼップ・グアルディオラのチームとは思えぬほど崩壊してしまったが、果たして来季のチームはどうなるだろうか。暗黒期の始まりなのか、それとも来季は再びプレミアリーグ優勝候補チームとなるのか。

『ESPN』は、来季の復活が現実的だと楽観視する。第一の理由はFWアーリング・ハーランド、復帰が近づくMFロドリ、DFルベン・ディアスなどセンターラインが固まっていることだ。今季は守備陣のミスも目につくが、ディアスやマヌエル・アカンジなど実力ある選手が揃っている。

さらに今冬にはフランクフルトからFWオマル・マルムシュを獲得しており、すでに才能を発揮しつつある。ハーランドと破壊的デュオを形成することも可能だろう。

加えて楽しみな若手もいる。RCランスから獲得した20歳のウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・フサノフは身体能力の高いDFであり、ブラジルの名門パルメイラスから19歳DFヴィトール・ルイスも獲得した。

他にもFCポルトから加えたMFニコ・ゴンザレス、U-20南米選手権を経てチームに合流したU-20アルゼンチン代表MFクラウデイオ・エチェベリ、すでにチームで主力となっているFWサヴィーニョやジェレミー・ドク、DFリコ・ルイス、MFジェイムズ・マカティー、ノルウェーの若き才能であるMFオスカー・ボブといった選手もまだまだ若く、ポテンシャルも抜群だ。彼らの成長を促すことができれば、選手層は厚みを増す。

問題は衰えが指摘される中堅世代をどうするかだ。出番が限られているMFジャック・グリーリッシュ、年齢的な衰えが気になるMFケビン・デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、イルカイ・ギュンドアン、GKエデルソン・モラレスなど、彼らに代わる存在を今夏に加える検討は必要だろう。

同メディアもここにはコストがかかると伝えており、今夏の市場でどう動くかがポイントだ。それでも全体的に選手は揃っており、今季首位を独走するリヴァプールもFWモハメド・サラーなど去就が不透明な選手が少なくない。来季も今の強さを維持できているとは限らず、さらにオープンな優勝争いとなるのではないか。

そうなればマンCにもチャンスは出てくるはずで、王座返り咲きも不可能ではない。グアルディオラも2027年までの契約を全うするのではとされており、ここからどのような修正を施してくるのか注目される。

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