今のリヴァプールは昨季までのマンCほど強くはない? アーセナルにとってはプレミア制覇へ大きなチャンスだった「アーセナルは絶好のチャンスを……」

首位リヴァプールと差をついてしまっているアーセナル photo/Getty Images

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前線の補強不足や怪我人の問題が響いている

26日にノッティンガム・フォレストと引き分け、首位リヴァプールとの勝ち点差が13に広がってしまった2位アーセナル。リヴァプールの戦いが安定していることを考えると、この勝ち点差はもう決定的と言っていいかもしれない。

アルネ・スロット率いるリヴァプールの強さを称賛すべきではあるが、英『Standard』はアーセナルがプレミア制覇のチャンスを逃してしまったと今季の戦いぶりを嘆く。

アーセナルは2022-23シーズン、2023-24シーズンともに2位でフィニッシュしており、このどちらのシーズンもマンチェスター・シティが優勝している。特に昨季はマンCと勝ち点差2で優勝を逃しているだけに、悔しさは相当のものだっただろう。
それが今季はジョゼップ・グアルディオラ率いる王者マンCが絶不調となり、現在4位に沈んでいる。代わりに首位を走るリヴァプールも強いが、同メディアは昨季までのマンCほどの安定感はないと現在のリヴァプールを分析している。それだけに、マンCが失速した今季はアーセナルがプレミアを制する最大のチャンスだったとも言えるのだ。

「FWの補強不足、セットプレイに執着しすぎた戦い方など理由は何であれ、ここから奇跡でも起きない限り、今季は大きなチャンスを逃したシーズンとして記憶されていくだろう。今季はシティが不振に苦しんでおり、アーセナルは絶好のチャンスを無駄にしてしまったと言える。これは決してリヴァプールを侮辱するものではない。リヴァプールは見事な成績を残しており、過去のシティと同じくらい安定しているとも言える。しかし、リヴァプールが昨季のシティのような難攻不落な雰囲気を醸し出しているわけでもない」

「実際、リヴァプールは12月以降のリーグ戦14試合のうち6つも引き分けがあった。2位アーセナルにチャンスを与えてしまったわけだが、アルテタはこのチャンスを活かせなかった」

今季のリヴァプールはリーグ戦で1敗しかしていないが、引き分けはすでに7試合ある。この引き分けの数は昨季のプレミアを制したマンCと同じもので、昨季のマンCは28勝7分3敗の成績でアーセナルを振り切っている。

まだ残り10試合あることを考えると、リヴァプールはもう少し勝ち点を取りこぼすかもしれない。昨季勝ち点89を稼げていたアーセナルにとって今季はチャンスだったとも言えるが、相次いだ負傷者とセンターフォワードのピース不足もあり、リヴァプールを捕まえ切れていない。

リヴァプールもかなりの強さではあるが、アーセナルが昨季と同じ戦いを見せられればチャンスがあったかもしれない。

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