「モイーズが就任から成し遂げたことは計り知れない」 7戦連続負け無しとエヴァートンを立て直した見事な手腕

エヴァートンはモイーズの下で変わりつつある photo/Getty Images

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中堅クラブを束ねる手腕はさすが

苦戦が続いてたエヴァートンにデイビッド・モイーズが戻ってきた。

今年の1月よりエヴァートンの指揮官に復帰したモイーズは、下位に沈んでいたチームを早急に立て直すことに成功。リーグ戦では現在7戦連続負け無しであり、順位も何とか16位まで上がってきた。

英『Liverpool Echo』は、モイーズの下で攻撃時の期待感が増したと称える。以前は懸命に守るのみといった状態だったが、今ではボールを奪った後のカウンターに期待が持てるのだ。
「昨年の今頃、エヴァートンは9試合連続で勝利がなかった。それを考えれば、モイーズが就任から成し遂げたことは計り知れない。この進歩の主な要因としては、エヴァートンが試合ごとに作り出しているチャンスの数だ。前回のマンチェスター・ユナイテッド戦もあと少しの決定力があれば勝利を確かなものと出来ただろうし、前節ブレントフォード戦もベトがチャンスを決めていればハーフタイムまでに2点のリードを手にできたかもしれない」

「ショーン・ダイチの下でのチームはゴールを狙った有効なシュートがほとんど打てなくなり、戦いは退屈なものとなっていた。しかし今のチームは全く異なる。チームは守備から攻撃へと素早く転じることができ、パスも無闇に前線へ放り込むものではない。きっちりと相手守備陣のスペースを突くパスが出せている。相手をいかに止めるかばかり考えてきたところから、こちらの攻撃を相手がどう止めるのかを想像するようになり、これは見ていて楽しいものだ」

モイーズは2002年から2013年までエヴァートンで長期政権を築いており、その際も評価は高かった。その後向かったマンUで失敗したところから評価を落としてしまったところはあるが、中堅クラブを束ねる手腕は確かなものがある。今では強豪とも接戦へ持ち込めるようになっており、ここまでの仕事は絶賛されるべきものだろう。

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