フォーデンやリコらにはない“サイズ”も魅力の1つに FA杯で2ゴールのシティ19歳MFをペップが称賛 「彼は典型的なアカデミー出身の選手ではない」

FAカップで2ゴールを挙げたニコ・オライリー photo/Getty Images

ヘディングから2ゴール

FAカップ5回戦でプリマス・アーガイルと対戦し、3-1の勝利を飾り、準々決勝進出を決めたマンチェスター・シティ。

4回戦でリヴァプールを1-0で撃破したプリマスに苦しめられたシティだったが、そんなこの試合で2ゴールを挙げる活躍を見せたのが19歳のニコ・オライリーだ。本職は中盤の選手だが、今シーズンは左SBでもプレイしており、この試合でも左SBで出場した。

オライリーが決めた2ゴールはいずれもセットプレイからのヘディングだったが、『transfermarkt』によると同選手の身長は193cm。他のアカデミー育ちの選手たちにはないサイズは同選手の武器になると指揮官のペップ・グアルディオラは称賛した。

「彼は典型的なアカデミー出身の選手ではない。アカデミー出身の選手はみんな小柄で才能に恵まれているが、彼は非常に大きな存在感を持っている。時には良い決断を下さなければならない。そうでなければ、彼は今日2ゴールを決めることはできなかっただろう」

「彼は通常、攻撃的なミッドフィールダーであり、ボックスまで非常に上手く走る。彼はサイドバックのポジションにうまく適応した。我々は背の高いチームではないので、ニコはセットプレイからのもう一つの脅威となる。彼は我々を助けてくれたし、ボールを持っていても持っていなくても本当に良いプレイをした」(シティの公式より)

今のシティにいるフィル・フォーデンやリコ・ルイス、ジェームズ・マカティーらアカデミー卒の選手ら同様足元に優れた技術を持ちながらも、体格を生かしたフィジカル的強さも持ち合わせるオライリーの存在は貴重だ。

トップチームでの出場は9試合とまだ多くないが、シティが誇る若き逸材オライリーはどんな選手へと成長するのか、楽しみだ。


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