復帰近づくサカ、マルティネッリは代表戦明けまでの辛抱か アーセナルは3月をどこまで耐えられる?

勝利から遠ざかるアーセナル Photo/Getty Images

アタッカー陣が壊滅

現在プレミアリーグで2位につけるアーセナルだが、負傷者が重なったことにより前線が壊滅的となっている。第26節ウェストハム戦は0-1とよもやの敗戦。第27節ノッティンガム・フォレスト戦も0-0と負けはしなかったが、やはりゴールは遠く、これで2試合連続でゴールなしとなった。

カイ・ハフェルツとガブリエウ・ジェズスは今季絶望だが、ブカヨ・サカとガブリエウ・マルティネッリは復帰が近づきつつある。フォレスト戦後に指揮官ミケル・アルテタが語ったところによれば、離脱中のサカとマルティネッリは復帰が近づいているようだ。代表戦が挟まれる中断期間後、4月1日のフラム戦に彼らが出場可能だとアルテタ監督は発言している。

「(フラム戦に出場できるかと問われ)そうだと思う。だが、もう一度言うが、今後数週間で彼らがどれだけ進歩し、正しいステップを踏むか見てみる必要がある。その後は、彼らは長いこと欠場しているので、おそらく徐々にチームに溶け込ませる必要がある。彼らは順調に復帰しているが、まだ少し遠い」

その後、マルティネッリの状況については話し合う予定があり、サカが復帰する前にチャンスがあるとも語ったアルテタ監督。絶望的な状況から解放されるまでもう少々といったところのようだが、その前にアーセナルには重要な試合がある。プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦とチェルシー戦の2試合、そしてチャンピオンズリーグのPSV戦の2試合だ。

すでに首位とは13ポイント差を離されておりリーグタイトルも絶望的だが、来季のCL出場権が与えられる4位以内をなんとしても死守しなければならない。そしてCLはまだ可能性が残されている。PSVは有り体にいえば格下であり、ここで敗れるわけにはいかないだろう。この4試合をどう凌ぐかが今季の鍵を握ることになるかもしれない。

不幸中の幸いというべきか、最終ラインにはベン・ホワイトが復帰しており、守護神ダビド・ラジャのパフォーマンスも安定している。耐えて耐えてセットプレイで一発というような“らしくない”戦い方も選択肢に入るかもしれないが、この3月をどうにか凌ぐことができれば希望が見えてきそうだ。

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