モドリッチは“リーダーシップ”も凄い!? 元トッテナム同僚が明かすキャプテンの資質 「話し上手ではないが、ルカが話すとはみんな耳を傾けていた」

レアル・マドリードでプレイするモドリッチ photo/Getty Images

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現在39歳と大ベテランに

元トッテナムのDFセバスティアン・バソング氏は元チームメイトだったルカ・モドリッチ(39)のリーダーシップを絶賛した。

現在レアル・マドリードでプレイするモドリッチはラ・リーガ第25節のジローナ戦でスーパーゴールを決めたように39歳を迎えた今もワールドクラスの活躍を見せており、今シーズンはここまで公式戦40試合で4ゴール6アシストを記録。

プレイ時間は1879分と多いわけではないが、与えられた出場時間で結果を残しており、そのプロフェッショナルな姿勢をカルロ・アンチェロッティも称賛していた。レアルやクロアチア代表ではキャプテンを務める同選手がピッチ内外で与える影響は計り知れないが、セバスティアン・バソング氏はこれまでプレイした中で最高のチームメイトにモドリッチを選び、トッテナム時代に感じた同選手のリーダーシップについて次のように語った。
「私たちは彼をモーツァルトと呼んでいた。彼は最高だ。なぜなら、バロンドールを獲得したからだ。ルカは話し上手ではなく、もともと内向的な性格だが、ルカが話すとはみんな耳を傾けていた。ルカは怒らないが、怒ったとしても理由が​​ある。なぜなら、彼はとても優れていて、効率的だからだ。ついていきたいと思わせるような人物だ。彼が何か言ったら、ルカにボールを渡す。そうすれば、彼が試合をコントロールしてくれる」

「ある日、私がボールを持っていたら、彼は私の正面にパスを受けにきたが、彼の背後に2人の選手がいたので、私は彼にボールを渡さなかった。すると彼は私のところまで来て、『バス、ボールをくれ』と言った。私は『うん、でも...』と言った。すると彼は『いいからボールをよこせ!』と言ったんだ」

「次に私が彼にボールを渡すと、彼は素晴らしいプレイをした。肩を落として2人の選手をかわし、右サイドに抜けて、(ピーター・)クラウチのゴールに繋がった。彼は私のところに戻ってきてこう言った。『言っただろう、ボールを渡せ』と。私は『ボス、これからはボールを渡します!』と言ったよ。彼はリーダーであり、ボスであり、キャプテンであり、誰もがついていきたい人物だった」(英『TalkSPORT』より)

モドリッチは9月に40歳を迎えるが、まだまだトップレベルで活躍できると期待させるパフォーマンスを見せている。レアルが契約延長に動く可能性もあると考えられているが、ピッチ上でのプレイだけではなく、リーダーとしても同選手がチームにいるということは大きな影響を与えているのだろう。


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