ロイヤルズが大谷翔平の元同僚ムスタカスの引退を発表 15年のワールドシリーズ制覇など長年の功労を称え5・31に1日契約

ロイヤルズでは長年スラッガーとして活躍したムスタカス photo/Getty Images

続きを見る

メジャー伝統の粋なはからい

カンザスシティ・ロイヤルズが、大谷翔平の元同僚マイク・ムスタカス内野手が正式に現役引退することを発表した。

そして同球団は、ムスタカスの長年の功労を称え、彼と5月31日に1日契約を結び、引退セレモニーを行う予定だ。

ちなみにこの1日契約は、その球団で活躍した選手を称えるために、球団と選手が1日だけ契約を交わし、花道を用意するという、なんとも粋なメジャーの慣例。その歴史は1965年にさかのぼり、当時カンザスシティ(現オークランド)・アスレチックスが、サチェル・ペイジ投手とこの契約を交わしたことが始まりで、ペイジはメジャー史上最年長の59歳で登板すると、3回無失点で抑えた記録も残っている。
日本人では松井秀喜氏がニューヨーク・ヤンキースとこの契約を交わし、2016年7月に本拠地ヤンキースタジアムで引退セレモニーが行われた。

今回、引退が決まったムスタカスは、2011年から2018年のシーズン途中までロイヤルズで活躍。2015年にはロイヤルズのワールドシリーズ制覇に貢献し、2017年には38本塁打を記録した。2023年6月にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍すると大谷翔平とも一緒にプレイ。その後、2024年2月にはシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約すもものの、開幕ロースターには入れず、3月末に放出されて以降、昨季はメジャーの試合に出ることはなかった。

ムスタカスは、メジャー13年間で、通算1427試合に出場し、1252安打、打率.247、215本塁打、683打点、OPS.739の素晴らしい成績を収めた。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.302 攻撃型MF新四天王

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL SPORTS

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ