僅か“500万ユーロ”でやってきた男はレアル・マドリードのレジェンドへ 積み重ねた通算300試合はまだまだ通過点だ

レアルで300試合出場を果たしたバルベルデ photo/Getty Images

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複数ポジションをこなすチームのリーダーへ

4日に行われたアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ・ベスト16第1戦に右サイドバックとして先発したレアル・マドリードMFフェデリコ・バルベルデは、これがレアル通算300試合目だった。

ここまでの貢献は文句なしだろう。バルベルデは2016年にウルグアイの名門ペニャロールから僅か500万ユーロでレアルに加入しており、デポルティーボへのレンタル移籍を挟んでレアルの絶対的主力となった。

今回のアトレティコ戦では右サイドバックに入ってFWロドリゴ・ゴエスのゴールをアシストしたが、複数ポジションをこなせるのもバルベルデの強みだ。本来は中盤でプレイする選手だが、右サイドバックからウイングまでこなすセンスを備える。
レンタル移籍していたデポルティーボにて、バルベルデをワイドな位置でも起用したのが当時指揮官を務めていたペペ・メルだ。メルは自身の判断が正しかったと振り返り、今後もレアルで長く活躍していくだろうとバルベルデを称える。

「彼にとってはラ・リーガでのデビューシーズンであり、私は彼を中央から左サイド、右サイドバックでも起用した。当時は私の判断を批判する声もあったが、時間とともに正しかったことが証明された。彼はどこでもプレイできる。19歳の頃から比べると大きく成長したね。彼が望む限り、マドリーで長くプレイするだろうと思う。彼のフィジカル、テクニック、シュートセンスなど、それらの能力は彼のマドリーでのキャリアを伸ばすものになるはずだ」(『MARCA』より)。

レアルは2015年からバルベルデに注目し、ペニャロールでプレイする姿をじっくりと視察してきた。近年のクラブを代表する大成功補強と言えそうで、通算300試合出場はまだまだ通過点だ。

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