今季39試合105ゴールとPSG攻撃陣が爆発 大一番リヴァプール戦を前にエンリケは「挑戦に立ち向かう」

PSGを率いるルイス・エンリケ監督 photo/Getty Images

「ヨーロッパで見られる最高の試合の1つ」

パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるルイス・エンリケ監督が、5日に控えたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・ラウンド16リヴァプール戦の記者会見に出席し、意気込みを語った。

今回のラウンドではレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのマドリードダービーや、バイエルン・ミュンヘン対レヴァークーゼンなど注目カードが目白押しだが、中でも大きな注目の試合はこのPSG対リヴァプールの一戦だろう。

リーグ戦では無敗で首位を独走するPSGだがチャンピオンズリーグでは苦戦を強いられる展開に。リーグフェーズではアーセナルやバイエルンなど強豪と当たる試合が多く一時は敗退の可能性もあったが、最後の3試合を連勝で飾りプレイオフに進出。プレイオフでは同じフランスのクラブであるブレスト相手に2戦合計10-0という驚くスコアでラウンド16へ進出。途中まで苦しみながらも徐々に調子を取り戻していった。

PSGは今季公式戦39試合で105ゴールという圧倒的な記録を残しており、中でもウスマン・デンベレ、ブラッドリー・バルコラの両翼だけで43ゴールを記録。彼らを中心に攻撃陣が爆発しており、最後に負けたのが昨年11月のバイエルン戦にまで遡るのは驚きだ。

ラウンド16ではリヴァプールかバルセロナのどちらかと対戦することが決まっていたが、抽選の結果リヴァプールに。そのリヴァプールも現在プレミアリーグで首位を独走中。現在リーグ得点、アシスト両ランキングトップに立つモハメド・サラーが絶好調で、ドミニク・ショボスライ、アレクシス・マクアリスター、ライアン・グラフェンベルフの中盤3枚の攻守における活躍も目覚ましい。リヴァプールの攻撃力はルイス・エンリケ監督も「ヨーロッパでも最高の攻撃力の一つ」と評価しており「相手には3人のスピードのある選手がいる。明日の我々の目標は彼らよりも多く得点を取ること。我々はこの挑戦に立ち向かわなければならない。それが我々の目標であり、明日へのモチベーションになっている」と警戒した。

「リヴァプールは近年、ヨーロッパで最高のチームの1つだ。今シーズンのチャンピオンズリーグでこれまで最高のプレイをしたチームと対戦することになる。彼らは最近チャンピオンズリーグで優勝した。ユルゲン・クロップの後、アルネ・スロットがうまくやるのは難しかったかもしれないが、彼はプレッシャー、ディフェンス、攻撃を熟知した完璧なチームを作り上げることに成功した。彼らはカウンターだけでなく、計算された攻撃の組み立て方も知っている。非常に完成されたチームだが、それが私たちのモチベーションになる。これは、私たち全員がこのレベルまで上り詰める能力があることを示すチャンスなんだ」

「私たちは多くのことで優位に立っている2チームだ。明日はスタイルは少し違うが、相手を圧倒したいという気持ちは同じ。リヴァプールの方がフィジカル面で優位になのは確かだが、両者似たようなチームだと思う。現時点でヨーロッパで見られる最高の試合の1つだ。とても興味深い試合になるだろう」

1stレグはPSGの本拠地パルク・デ・プランス、2ndレグはリヴァプールの本拠地アンフィールドで行われる。

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