ストライカーのいないアーセナルはむしろCLに適している?「CLではディフェンスが優勝を左右する」

大量7得点で勝利したアーセナル Photo/Getty Images

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守備だけで見れば今も最高クラス

UEFAチャンピオンズリーグのノックアウトラウンドが始まり、ラウンド16でイングランドのアーセナルはオランダのPSVと対戦。7-1の大差で勝利した。アーセナルは決勝ラウンドのアウェイ戦で7得点を挙げた史上初めてのチームとなり、逆にPSVは初めて7得点を献上したという不名誉な記録を作ってしまった。

ストライカーの不在によって得点力不足に悩まされていたアーセナルにとって久々の大勝となったが、特定の点取り屋に頼らないスタイルはそもそもアーセナルの長所でもある。この試合では6名の選手がゴールを記録。攻撃の中心選手を中心に組み立てるというより、相手の守備の穴を柔軟に突いていくことで重ねた大量得点だった。

『The Athletic』は、アーセナルにストライカーがいないことがCLでは有利に働くかもしれないと報じている。長きにわたるリーグ戦ではゴールをこじ開ける点取り屋は必要不可欠かもしれないが、CLのノックアウトラウンドは2試合制。守備をコンパクトに保ち、チャンスが来たらそれを活かすという戦い方で勝ち進むチャンスがあると分析している。
「チャンピオンズリーグ優勝者のトーマス・トゥヘル、ラファ・ベニテス、ジョゼ・モウリーニョが証明しているように、ディフェンスが優勝を左右するのだ」

守備だけで見ればアーセナルは欧州屈指のチームであり、プレミアリーグでも最少失点を誇っている。ベン・ホワイトも復帰し、センターバックのウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスのコンビは相変わらず鉄壁。守護神ダビド・ラジャのパフォーマンスも今季は安定している。

セットプレイという武器もあり、案外アーセナルはCLをしぶとく勝ち上がっていくのかもしれない。




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